美味極上!!
在庫がなくなればもう二度と食べられない「幻の食材」
一杯4万5000円の超豪華ラーメンを食べてみた

超豪華ラーメンに使われる幻の食材

横浜中華街に幻の食材を使ったお店があるらしい。その食材とは一体何なのだろうか。

みなとみらい線「元町・中華街」駅の近くにそのお店があるらしいとの情報を入手し、早速、駆けつけた。駅2番出口の近くにある東門(朝陽門)をくぐり抜け、人ごみをかき分けながら、初めの分岐を左方向に進む。すると左手に、赤に金色の文字で「招福門」という巨大な看板が見えてきた。このお店の6階に、幻の食材があるという。

お店に入り、レジの横にあるエレベーターに乗り込む。一見、なんら変哲も無い大型の中華料理店ではないかとのわたしの不安は見事に裏切られ、扉が開くと、6階エレベーターホールの目の前で迎えてくれた齊藤正人さんが指す右手の先には、見たことも無いような大きな食材が立てかけられていた。

一番大きいもので、わたしの背丈と同じくらい。縦は約1.5mくらいあるだろうか。平べったくて、木のように茶褐色で硬そうだが、これが幻の食材だという。軽く撫でてみると、指の腹部分が簡単にすり切れてしまった。まるで鋭く細かく尖る鉱物の結晶のように、ザラザラというよりはトゲトゲという表現が似つかわしい肌触りだ。

手で触れている一番大きいものが「尾びれ」

これが貴重な「ウバザメ」のフカヒレ。招福門の知る人ぞ知る隠れメニュー「一杯4万5000円の超豪華ラーメン」に使われている幻の食材だ。

ウバザメとは、ジンベエザメに継いで、世界で2番目に大きいサメ。全長は10mを越えることもある。2003年にワシントン条約付属書Ⅱにリストアップされ、将来、絶滅の危険性が高くなるおそれがある生き物として国際商取引が制限されている。今月の初めに北海道での目撃情報があったが、日本近海で報告されるのは非常に稀。

ウバザメのフカヒレ。通常は赤いカーテンの中に隠してある

立てかけてあるフカヒレをよく見てみると、一番大きいものが尾びれ、同じ大きさの2枚あるものが胸びれ、そして背びれの合計4枚であることがわかった。ある中華卸し業者によれば、ウバザメのフカヒレを数十年前にセール価格で一枚100万円で売ったことがあるとのことだが、輸入に規制がかかった今となっては、希少性がさらに増し、お金を積まれても決して販売することはないとか。かつてのセール価格で計算しても4枚で400万円。今では、一千万円、いや、数千万円の価値がついていると考えるのが妥当かもしれない。

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