つながる!ソーシャル時代 ヒト・カネ・コト
2014年12月14日(日) 松岡 由希子

「この食べ物はどこから来たのか?」をマップで可視化する「Real Time Farms」

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食のトレーサビリティを実装するオンラインプラットフォームReal Time Farms

食の流れや仕組みをまとめてドキュメント化する

私たちの食材は、農家で栽培され、場合によっては食品メーカーがこれを加工したのち、スーパーや商店が販売したり、飲食店が調理して提供することで、私たちのもとに届けられています。しかし、一連のサプライチェーンは複雑な構造となっているのが一般的で、「自分が食べているものが、いったいどこでどのように栽培され、加工され、どのような流通経路をたどってきたのか?」を追跡する手段は限られています。

このような食のトレーサビリティに対する課題を解消すべく、「食の流れや仕組みをまとめてドキュメント化しよう」とのミッションを掲げ、元グーグル社員のKarl Rosaen氏によって2010年4月に創設されたオンラインプラットフォームが、「Real Time Farms(リアル・タイム・ファームズ)」です。

Real Time Farmsは、クラウドソーシングを活用し、米国各地の食のサプライチェーンを可視化しているのが特徴です。このプラットフォームには、消費者はもちろん、農場やレストラン、商店などもユーザーとして参加でき、農家、加工業者、ファーマーズマーケット、飲食店のテキスト情報や画像を自由に投稿できる仕組みとなっています。

Real Time Farmsに投稿された情報はマップで表示され、都市名や郵便番号で検索すると、その地域の農家、加工業者、ファーマーズマーケット、レストランのつながりが明らかとなります。たとえば、ポートランド州立大学のファーマーズマーケット(Portland Farmers Market at Portland State University)では、オレゴン州の「Deck Family Farm」や「Highland Oak Farm」など12ヵ所の農家で栽培された食材と、オレゴン州のパスタメーカー「Nonna’s Noodle」やキムチ専門店「Choi’s Kimchi Co.」ら専門業者5社の加工食品が販売されていることがわかります。

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