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リコールに揺れるタカタ創業の高田家への意外な評価

2014年12月11日(木) 伊藤 博敏
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タカタ財団のHPより

行政やメーカーから高い評価を受けてきたタカタ

「私たちの夢は、交通事故による犠牲者がゼロになること」

ホームページのトップに、こう理事長が挨拶する公益財団法人が、東京・港区にある(写真上)。

タカタ財団――。

今、欠落エアバッグ問題に揺れ、ホンダが全世界に調査リコールの範囲を広げるなど、リコールが拡大する一方のタカタが、2008年12月に設立した財団である。

挨拶した理事長は高田暁子氏。夫である先代の重一郎氏が、11年2月、死去したのに伴い、後を継いだ。

理事長挨拶は、こう続く。

「タカタは、シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなどの開発と製造を通じて、一貫してクルマ社会の安全と関わってきました。私たちの夢は、交通事故による犠牲者がゼロになること。人間の命の尊厳がある、安全なクルマ社会の実現です」

09年には、米でホンダ・アコードの運転手が、エアバッグから飛び出した金属片で頸動脈を切断、死亡事故を起こした。米メディアのなかには、「殺人エアバッグ」と報じたところもある。

タカタ財団を紹介したのは、「命を守る装置」で交通安全に貢献してきた企業が、「命を奪う装置」を生み出したことに対する皮肉を述べたかったわけではない。

実際にタカタは、交通安全に貢献し続け、行政やメーカーから高い評価を受けてきた。

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