干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"
第19回 ドゥ・ラ・メールのクレーム・ドゥ・ラ・メール

ドゥ・ラ・メールのクレーム・ドゥ・ラ・メール

数々の男性誌に携わりながら、編集者として、ファッションディレクターとして、さまざまなアイテムを見てきた編集長の干場義雅が、40代の男性のライフスタイルを豊かにする厳選したワードローブをご紹介。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは減価償却できるので高額でも良い、しかし白シャツや白い無地のTシャツのように常に白いまま着たい消耗品は、高額なものよりコストパフォーマンスを重視した方が経済的だと言います。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」「移り変わる流行よりも普遍的で美しいものを」。干場が掲げる哲学を突き詰めていくと……、ブルース・リーが提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック・モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的かつ無駄のない、シンプルで美しいスタイルが浮かび上がってきます。足ることを知れば、自ずと本質的なワードローブが揃うのです。第18回はコチラ

これひとつで美しい肌を約束してくれる、 クレーム・ドゥ・ラ・メール

ビジネスにおいて、仕事服であるスーツをきちんと着こなすことが重要な課題なのはもちろんですが、それと同時に肌の状態を美しく保っておくこともイケフォーにとって大切なこと。最低限のメンテナンスも欠かすことはできません。

今回紹介するドゥ・ラ・メールは、15年くらい前ミラノコレクションを訪れた際に、冬で寒くて、肌が敏感症な自分が、当時『ENGINE』編集長だった 鈴木さん(現・『GQ JAPAN』編集長)に「何使っているんですか?」と聞いたときにお勧めいただいた逸品です。当時は3〜4万円という価格に驚き、 「買えるわけない」と二の足を踏んだのですが……。これひとつですべてが賄えることを考えると便利なため、今では常用するまでに至りました。

もともと、ドゥ・ラ・メールの開発者であるマックス・ヒューバーはNASA航空宇宙局の物理学者で、 彼が実験中に負った化学薬品による火傷を治すために自ら開発したクリームなので、効能は折り紙付き。奇跡のクリームと呼ばれている理由は原料ではなく、各栄養素が酵素エキスに変わる効果をお互いに引き出 し、神秘的な力を発揮する、その製法にあると言われています。

僕は、シャワー後や日焼けした後、冬で肌の乾燥を感じるときも、使うのはこれだけ。これ1個で事足りるドゥ・ラ・メールは、結果経済的だと考えています。実際これしか使っていなくて、周囲の方々から 「肌がきれい」とお褒めの言葉を頂いているので、高額ではありますが、間違った選択はしていないと思っています。

ベーシックなクレーム・ドゥ・ラ・メールに加えて、乳液タイプのモイスチャライジング・ローション、ジェルタイプのモイスチャライジング・ジェル・ クリーム、オイルフリーで乳液タイプのオイル・アブソービング・ローションなど、テクスチャー別のラインナップがありますが、夏はサッパリ、冬はシットリな感じで季節ごとに使い分けてみるのもお勧めです。

それと最後に、ドゥ・ラ・メールは未来に続く次世代のために、大好きな海がいつまでも綺麗であるように「海を守ろう!」という地球規模の海洋保全活 動をサポートしています。ワールドオーシャンデーと銘打たれた6月8日を記念した限定エディションを数量限定で発売し、その売上すべてはセーブ・ザ・チル ドレン・ジャパンに寄付し、東日本大震災で被災した子どもたちの支援などに役立てています。自分が好きな製品を使うことで、海が綺麗になるお手伝いもでき るなんて素敵ですよね。こんな姿勢に共感できるのもまた、ドゥ・ラ・メールを使い続ける理由のひとつなのです。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

干場義雅
FORZA STYLE編集長

数々の男性誌に携わりながら、編集者として、ファッションディレクターとして活動。2010年に独立後は、新聞、テレビ、雑誌、ラジオなどメディアの枠を超えて多方面で活躍中。