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無関心やあきらめ等から投票しない人が多いが、今回はさらに増えるとの予測もある。ここで、選挙と個人について、あなた自身の人生とからめて考えてみたい。

選挙については、とにかく投票所に行き清き一票をという参加することに意義ある論と、しょせん俺の一票じゃ何も変わらないというどうせ関係ない論がある。しかし、両方とも個人というより社会の視点に寄っている。

いやがおうでも政治は個人の生活や仕事に大きな影響を及ぼす。つまり逃れられない密着した環境条件だ。しょうがないといって、これに単に従属するのは気持ちの面からもよいことではない。

もちろん選挙で一票を投じても、それで社会が変わるわけではない。しかし、自分と国・政治との関係性は変えることができる。

選挙を無視してやり過ごす人と、自分なりに考えて投票する人は、国・政治との関わりが異なってくる。もっと言えば、選挙を、自分の未来に関わる機会とすることができる。つまり、これは自分自身との向き合い方にも関係する。

他人事vs自分事、その違いは大きい。他人事ばかりの人生は、無力な気持ちを増やし、幸福感が得にくくなる。自分事の色が濃い人生は、自らを前向きにし心を豊かにする。その結果、自分の人生に違いをもたらす。選挙を他人事にする人は、他の事も他人事にするというよくないパターンに陥りがちだ。

だが、自分事として判断し行動しても、期待通りにならないことも多々ある。票を投じたその候補者が、その後どう行動したか見ていくといい。自分の判断がよかったのか間違っていたのか。勘違いしたのはなぜか。振り返ってみると、色々と気づくだろう。そこから自分を成長させるヒントを得ることができる。

それには、票を投じるにあたり、自分の目や耳で感じ取り、自分の頭で考えて、自分なりにベストの判断をすることだ。これをないがしろにして軽薄な選択をする人が多いが、三秒でも三時間でも構わないから、これだと本気で決めた候補者に投じねば、自分にとっても社会にとっても意味あることにつながらない。

今回の衆院選挙という一大イベントを、自分にプラスにする機会として捉えてはいかがだろう。

本荘修二(ほんじょう・しゅうじ)
本荘事務所 代表(新事業・マーケティングなどの経営コンサルティング)。多摩大学(MBA)客員教授(実践アントレプレナーシップ)。また、500 Startupsメンター、NetService Ventures Group顧問、共同ピーアール取締役ほか日米の大企業やベンチャーのアドバイザー。女性起業家グループのSPARK!サポーター。
ボストン・コンサルティング・グループ、米Computer Sciences Corp.にて経営コンサルティングに従事の後、CSK/セガ・グループで会長付・グループ戦略室マネジャーを務める。IT特化の投資会社General Atlantic LLC日本代表などを経て、現在に至る。
東京大学工学部卒業、ペンシルベニア大学経営学修士、早稲田大学博士(学術:国際経営)。「エコシステム・マーケティング」、「成長を創造する経営」、「日本的経営を忘れた日本企業へ」など著書多数。翻訳に「ザッポス伝説」がある。「インキュベーションの虚と実」ほか連載中。
ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/honjo/ ツイッター @shonjo
連載:「明日をつくる女性起業家」http://gendai.ismedia.jp/category/honjyou

 


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