金城拓真「元ニート、アフリカで300億円稼ぐ」

市場調査でわかった、アフリカの地方マーケットに根付く歴史と風説の因果関係

2014年12月10日(水) 金城 拓真
upperline

こんにちは。金城です。前回、トントン拍子でメディアコンテンツやイベントを扱う会社ができたことについて書きましたが、今回はアフリカマーケットをお題に書いていきます。

僕は今アフリカ8ヵ国でビジネスを行っており、最近はそのなかのひとつであるタンザニアに滞在する期間が長くなってきました。

そのタンザニアにおいて、政府関係の案件でとある調査を行っておりまして、そこから見えて来た調査結果が予想外に面白かったので、今回はぜひ皆さんとその結果を共有したいと思います。

50社ほどある僕の会社のひとつ、East Africa Sales Promotion (TZ) Ltdという会社では、市場調査を行っています。ちょっと自慢になるのですが、今までいくつもの日本の大企業さんからも依頼を受けて市場調査を行っているんですよ。

調査部門の現地社員達とその調査風景

サンフラワーオイルの需要に関する市場調査

その会社にきた今回の調査内容は、タンザニアでの官民合同のある大規模な案件のための「サンフラワーオイルの需要」に関する市場調査です。

タンザニアでは多くの家庭やレストランで、サンフラワーオイル(ひまわりの種子から採取されるオイル)が使われています。

サンフラワーオイルは、低カロリーでトランス脂肪酸&コレステロールフリーの体に優しいオイルで、くせがないためどんな食材とも相性抜群と言われています。実際にヨーロッパでは、とてもメジャーなオイルです。

しかし、これはリファインという精製処理を施されたオイルについて言及している事で、今回お伝えしたいのは、精製処理を施されていない「ノンリファインオイル」に関する市場調査とその調査結果です。

ノンリファインって何?

さて、ノンリファインとリファインの大きな違いは一体何でしょうか。

植物油は酸化しやすいため、その酸化を防ぐために精製処理がなされます。また同時に、脱色や脱臭など、不純物を取り除いて純度を上げます。 つまり酸化を防ぎ、脱色脱臭を行うために、化学物質を添加するのです。これがいわゆるリファインオイルです。

一方、ノンリファインオイルとは文字通りナチュラルな状態のオイルです。天然のビタミンやミネラル等も含んでおり、健康志向の方にはもってこいです。

特に農村部など精製技術がない地方では主流になっていますが、酸化しやすく長期保存に向きません。ですから、一度作ったらすぐ消費される農村部と違い、都市部ではあまり使い勝手が良くないため、消費者からもあまり好まれません。独特な臭いと濃い黄色い色をしているのが特徴です。

小売店の店主に話しから話しを聞く現地社員

今回の政府案件の事業に参入するにあたり、とある調査会社が「タンザニアではリファインではなく特にノンリファインのサンフラワーオイルが非常に人気で、市場規模が大きい」という結論を出しました。

しかし、僕達はいくつもの事業を展開している経験則からの直感により、その結果に少し疑問を抱き、事業に本格的に参入する前に自分たちで一度市場調査を行って精査して、その結果から今後の方針を考えよう、ということになりました。

脱線しますが、僕の持っているいくつかの会社はサンフラワーオイルに関わっています。実際にサンフラワーオイルを生産している会社も持っていますし、他にもサンフラワーオイルを生産するための搾油機を現地で製作している会社も持っています。ついでに、僕は農業大学の理事もしています。だから上記の調査会社の結果に違和感を覚えたんですよね。

次ページ そこで、うちの会社で調査を行う…
1 2 3 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ