日本人一人ひとりが行動を起こすために、「頭を前向きにする習慣」を! (第2回)

2014年12月09日(火) 赤羽 雄二
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人は誰でも前向きに考える力がある

私は、「人は皆、頭がいい」と考えている。学歴、職業等に関係ない。「何がよくて何は悪いか」「どうすればもっと多く売上げることができるか」「どうすればチームの生産性を上げることができるか」「どうすれば家族とのコミュニケーションを改善することができるか」など、いつも何か考えており、案も持っている。

「自分は頭がよくないから」といったセリフを聞くことが多いが、決してそういうことはない。そう思い込んでいるだけだ。あるいはそういう言い方をしておく方が日本語の会話として言いやすいだけだ。英語で"As I am stupid, I think~"というような言い方は決してしない。日本語独特の卑下した表現だ。

「頭が悪い」と言い聞かされ、そう思い込んでいた方は、今ここで、その考えを捨て去ってほしい。そんな馬鹿なことはない。試験勉強のしかたというほんの断片的なことで頭がいいとか悪いとかレッテルを貼っているだけだ。

大体、人類の長い歴史の中で、多くの人が高校・大学に行くようになったのは、この数十年のことだ。日本では、「試験勉強でよい点が取れるかどうか」「点数を取るテクニックがあるかどうか」によって線引きをしているが、これは人間としての価値や、頭のよさ、仕事で成功するかどうかとはほとんど関係ない。

ただ、大事なことがある。頭は皆いいが、じゃあ、うまく頭を使えているかというと、そうでもない。

第一に、もやもやしたり、感情的になったりで頭が混乱し、整理されていない人が大変多い。自分が自分をコントロールできなくなっている状況だ。頭はコンピュータと違い、気になることがあると途端に機能低下する。

第二に、自信がないばかりに、人の話を聞くのが怖くて頑なになったり、反対のための反対を唱えたりする人もいる。人の話に合意すると、自分のこれまでの努力や生き方を否定されるのではないかと、勝手に身構えてしまうようだ。こうなると、本来的な頭の良さとは関係なく、頭が動かなくなる。というか、頭を動かそうとしなくなる。

第三に、自信を持てないことは同じだが他人に向かって攻撃的になる人がいる。学歴を鼻にかけたり、人を馬鹿にし罵倒したりして、自分が優位だと確認したがる。

第四に、自信がないばかりに、自己防衛本能や思い込みで反応してしまう。自分が本当はどう考え、どう感じているかではなく、「パブロフの犬」のように条件反射的に動いてしまう。

第五に、気持ちは落ち着いているし特に自信がなくて困っているわけではないが、普段からあまりに本を読まないとか、物を考えていないために頭がすっかりさび付いている人もいる。頭をいっさい使っていないために、本来の能力を発揮できないケースだ。

こういった問題点を理解し、認め、ある程度の努力をすれば、人は誰でも本来の頭のよさを発揮することができる。

〈第3回につづく〉

 

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