政治政策
「自民300超議席確実!」安倍首相に勝る力量が
野党党首から感じられない

安倍首相に勝る力量を感じさせた党首はいなかった  photo Getty Images
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やはり、期待は裏切られた。12月14日投票開票の第47回総選挙は、安倍晋三首相(総裁)率いる自民党の圧勝に終わる。3日付の新聞各紙(朝刊)を手にした読者は驚愕したに違いない。

自民党は300議席を相当数上回る

『読売新聞』の1面トップ(以下、同じ)に「自公 300超す勢い」、『朝日新聞』:「自民、300議席超す勢い」、『毎日新聞』:「自民300議席超す勢い」、『日本経済新聞』:「自民、300議席うかがう」、『産経新聞』:「自民300議席超 勢い」――とあったのだ。

意地悪な言い方をすれば、『読売』だけが自民、公明両党合わせて300議席を超す勢いと報じたのは、自民党が圧勝確実報道で選挙戦終盤に緩まないように“配慮”したからだろう。実態は、自民党単独で現有の295議席から300議席を相当数上回る可能性が圧倒的に高いのである。

事実、非公開の共同通信社調査(12月2~3日実施)によれば、自民党320(小選挙区238、比例区82)、公明党33(小選挙区9、比例区24)、民主党67(小選挙区32、比例区35)、維新の党28(小選挙区4、比例区24)、次世代の党2(小選挙区2、比例区0)、共産党14(小選挙区0、比例区14)、生活の党2(小選挙区2、比例区0)、社民党2(小選挙区1、比例区1)、無所属・緒派:7(小選挙区7)――という結果である。

何と、自民党の獲得議席予測の基数は320議席である! 先週末時点での筆者は、自民党は現有議席295から20~30の議席減が相場観であり、絶対安定多数の266確保だけは間違いないと書いた。

さらにその直後のメディアからの選挙予測の質問に対して、自民党は280(プラス15、マイナス10)と答えていた。では、週を跨いだ12月2日の公示日までに、いったい何が起こったのか。

先ず、指摘すべきはテレビ各局の各党首出演である。公示日の夜、恒例のNHK「ニュース7」MCの武田真一アナウンサーが各党党首インタビューを行った。続く3日夜、テレビ朝日「報道ステーション」も同様に、古舘伊知郎キャスターがインタビューした。ところが、テレビは今や政治(選挙)では数字(視聴率)が取れないのだ。

特に後者の「報道ステーション」である。高視聴率のお化け番組である「相棒」に続いた「報道ステーション」が始まった時点で16%強あったレーティングは各党党首の顔が画面に現れるや急落し、一時は一ケタ台に落ち込んだ。平均で10.3%、通常の数字よりも悪かった。要は、視聴者(有権者)が今総選挙に期待していないし、そもそも大きな関心などないということだ。史上最低の投票率になるはずだ。

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