安部敏樹「壊れた社会の直し方」
2014年12月06日(土) 安部 敏樹

社会的課題を事業として、継続性を持って解決していくことを考える「R-SIC」を開催!

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「だってNPOとか社会起業とか言う人たちってメールも返ってこないし、時間通りに来るかも分からない人が多いじゃん? あと口だけの人とか。だから何か連携したいとは思うし、社会を良くしたい想いはあるけど、NPOとかと一緒にやるのはちょっとなぁ。」

”事業として社会課題を解決すること”はもっともっと良くできる

僕は本業の社会問題のスタディツアーとは別に、昨年からR-SIC(アール・シック: Ridilover Social Issue Conference(R-SIC))というカンファレンスを企画するようになった。そして今年も、12月の11日12日に京都で開催する。

このカンファレンスは一言で言えば、社会課題を事業性を持って解決していくことに関心のある人たちのためのカンファレンスだ。昨年は「社会起業の最先端を知る」というコンセプトで始めた。今年は「ソーシャルビジネスを、本当の事業に」というコンセプトにしている。できるだけソーシャルビジネスと言われる事業家たちが、想いだけじゃなく、実際の社会へのインパクトとして課題解決を目指せる環境を整備したい、と思って自分の時間を使っている。

これを始めた理由の一つに、数年前にある大きな企業にリディラバのツアーを紹介したときに言われた言葉がある。それが冒頭の言葉だ。

「だってNPOとか社会起業とか言う人たちってメールも返ってこないし、時間通りに来るかも分からない人が多いじゃん? あと口だけの人とか。だから何か連携したいとは思うし、社会を良くしたい想いはあるけど、NPOとかと一緒にやるのはちょっとなぁ。」

これを聞いて僕は悔しいなとも思ったし、でも確かにそういう側面はあるかもな、とも思った。

実際のところはこんな一般化できる話ではない。法人格で分けるよりは、事業ドメインとか、経営者の質とか、内部のガバナンスとかの視点から議論した方がいいし、一般企業よりもずっとしっかりとしたルールに則り運営されている素晴らしいNPOはたくさんある。

またNPOに関しては大きくボランティア型と事業型が存在しており、古くからの市民活動の延長線上にあるボランティア型のNPOと実際に事業活動を行い課題解決に取り組む場合ではマネジメントの手法から目標の決め方から何もかも異なってくる。一概に論じられるものではない。

ただ、僕がその人に反論できなかったのは、少なからず言っていることと同じことを感じてしまったことが過去にあったからだ。

お金の面でも、ノウハウの面でも、競争の面でも、人材の面でも事業としての社会課題解決というのはもっともっと良くできる部分がたくさんある。そういうものを変えていく実際の場になっていけばいいなと思い、R-SICの企画を練っている。

R−SICの登壇者の方々
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