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第2部 これを超えると不幸になるらしい「年収900万円=最大幸福」説は本当か?
全角度調査「収入」と「幸福度」の相関関係
週刊現代 プロフィール

この法則に基づけば、初めての海外旅行でグアムに行った年収300万円の人と、しょっちゅうリピートしているヨーロッパにまた出かけた年収1000万円の人では、どちらのほうが満足度が高いか、明らかでしょう」

木暮氏は、幸せになるためのカネの使い方として、自分のなかの「当たり前」の基準を下げることが大切だと説く。

「たとえばボーナスや遺産相続で大きなおカネが入ったとき、それを一気に使ってしまえば、そのような贅沢が当たり前になってしまいます。それよりも、入ってきたおカネを一度忘れて、毎月使えるおカネを少しずつ増やしたほうが、満足度は高まります」

例えば、大きい額の退職金が入ってきたからと言って、家のリフォームや車の買い替えにまとまった額を使ってしまうよりも、老後の生活を少しずつ底上げしたほうが、消費することで得られる幸福感は確実に高まる。

一定の収入があるに越したことはない。だが、もっと重要なのは、カネをどう使えば幸せになれるのかをよく自覚することなのだ。

「週刊現代」2014年12月6日号より