被害者女性は「一生、刑務所から出さないで」と泣いた「エイズ感染」告知後に5人をレイプ 失意が生んだ戦慄の犯行手口

2014年12月02日(火) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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「逮捕後、三木がHIVに感染していることが判明しました。ただちに病院で検査を受けてください」

その時の被害者女性の恐怖と不安を、判決文はこう慮る。

〈被告人が逮捕された後、犯人がHIVに感染していたことを知らされ、検査結果を待つまでの間、ただでさえ強姦被害により相当な精神的苦痛にさいなまれていた被害者らが、どれほどの恐怖と不安を感じたか、その心情は察するに余りある〉

地獄のような恐怖を2度味わわされた被害者女性たちは、三木に対する苛烈な処罰感情を、公判で涙ながらに訴えた。

「私や家族の生活を変えた犯人のことを許すことはできません。一生刑務所に入れておくような厳罰を望みます」

「犯人は世の中に出てきてほしくないし、出てきてはいけないと思います。懲役は、できる限り一番重い期間であってほしい」

検査の結果、被害者女性のなかにHIV感染者はいなかったが、それは不幸中の幸いと言うほかない。危険は十分にあった。

「1回の性交でHIVに感染する確率は決して高くありません。しかし、膣壁裂傷していたとなると話は深刻です。血液感染の可能性も出てくるので、感染の危険性は一気に高くなります」(大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター長の白阪琢磨氏)

逮捕後、三木は犯行の動機についてこう供述している。

「自分がHIVに感染していることを知り、残りどれくらい生きられるか不安を抱えていた。エイズウイルスの増殖を抑えるために、薬を飲み続けなくてはならないことが苦痛だった」

だが、こんな理由で見ず知らずの女性を5人も強姦したのは、身勝手以外の何物でもない。

妻と別れた直後の犯行

犯行に及ぶまで、三木はどのような人生を送ってきたのか。

三木の出身は茨城県。群馬県高崎市に移住し、一時期はプロゴルファーを目指していたという。だが、カネに困り、'00年にゴルフ用品販売店に侵入し、クラブなどを盗み逮捕されている。

当時の三木について地元住民はこう振り返る。

「おとなしい普通の青年という感じだったので、窃盗事件を知った時、『えっ、まさかあいつが』と驚いた」

次ページ 三木の前科はこれだけではない。…
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