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中国人民銀行も予想外の利下げを発表 photo Getty Images

11月21日、中国の中央銀行である人民銀行は、予想外の利下げを発表した。今後の景気次第では、追加的な緩和措置が図られる可能性もあるという。世界的にディスインフレ懸念が高まる中、中国の政策当局も金融緩和に舵を切ったことになる。

すでに、わが国やEUなど主要国の金融政策は、緩和気味に運営されている。ところが、期待した通りには物価は上がらない。その背景として、新興国の成長が安定に向かい世界の需要が縮小している事が指摘できる。そうした状況下、各国の中銀は景気の下支えのため、当面、金融緩和策を継続せざるを得ない。

無視できない原油価格の低下

需要低迷の動きを如実に示すのが原油価格の低迷だ。一般的に、原油等の商品価格はドルで表示される。そのため、ドルが下落すると原油価格は上昇しやすい。足元のドル高はドルの購買力の上昇を受けた、モノ(原油等)の価格の下落だと考えればよい。

通常、モノの価格が低下すれば、消費者はより低いコストで資源を手に入れることができる。本来であれば、もう少しモノが売れるようになってもよいかもしれない。然し、足許ではモノの価格低下が需要の回復につながっていない。その問題を解消すべく、中銀は経済に流通するお金の量を増やすことで需要を刺激しようとしている。

次ページ では金融緩和は需要回復に直結す…
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