伊藤博敏「ニュースの深層」
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明治天皇の玄孫・竹田恒泰氏が経営する松見病院の苦境

2014年11月27日(木) 伊藤 博敏
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竹田恒泰氏の父は竹田恒和JOC会長。別れた母の実家が松見病院      photo Getty Images

テレビ番組などで発言する機会の多い若手論客で、旧皇族の竹田家に生まれた明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏は、旧皇族とマスメディアを繋ぐ独特のポジションを確立、一連の皇室や日本史関連に関する著作への評価も高く、息の長い活動が期待されている。

歌手やアイドルなどとの交際が週刊誌を賑わせ、“軽さ”を指摘する向きもあるが、独身ではあるし“ご愛嬌”の範囲だろう。

明治天皇の玄孫・竹田恒泰氏の病院経営

ただ、殆んど知られていないが、竹田氏は松見病院(小平市)という精神病院の実質的経営者であり、この病院経営が思わしくないことから、様々な方面から攻撃を受けており、その解決が急務となっている。

「“危ない上場企業”金主が貸し付け――旧皇族・竹田家関連『松見病院』に新たな動き」(『アクセス・ジャーナル』9月27日配信)

「旧皇族・竹田恒泰が実効支配する『松見病院』、東京高裁『5億円支払い命令』の裏で病院売却を画策」(『東京アウトローズ』9月29日配信)

また、『週刊新潮』(14年10月16日号)は、「敗訴したアイドル好きの旧皇族『竹田恒泰』に1200万円の支払い命令」と、竹田氏に絡む民事訴訟の様子を伝え、月刊誌の『FACTA』(2014年11月)は、「ぞろぞろ蠢く『病院乗っ取り屋』」のタイトルで、松見病院に群がるブローカーら“怪しい勢力”を記事にした。

松見病院は280床で年間の売上高が12~13億円。精神病の地域医療にそれなりの役割を果たしているとはいえ、本来、ここまでの注目を集めるような病院ではない。
しかも、ネット上でかつての紙爆弾、怪文書のように攻撃する正体不明の勢力もいて、いったい竹田氏と松見病院に何が起きているのかよくわからない。

そのあたりを整理してみよう。

松見病院は、松見達人氏が創業、娘のイク氏が受け継いだ。イク氏の次女が昌子氏で、その嫁ぎ先が旧皇族・竹田宮恒徳王の三男・恒和氏。同氏は、恒泰氏の父で日本オリンピック委員会会長だ。昌子氏とは離婚しているが、恒泰氏にとっては、「母方の実家」が松見病院ということになる。

その松見病院の苦境の原因は、イク氏が副業として手がけた不動産投資の失敗にあり、それを原因に、イク氏の兄弟間で骨肉の争いが発生、それを解決するために乗り出したのが恒泰氏という構図だ。

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