「ボストンの街で農業できる場所はどこ?」が一目瞭然のマップツール「urb.ag」
ボストン市内で都市型農業が可能な地域をマップ化するurb.ag

都市型農業ができる地域をマップ化する

世界的に増加傾向にある都市居住者の食料需要を満たす手段として、近年、都市型農業(urban agriculture)が注目を集めてきました。国際水管理研究所(IWMI)やカリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)らの共同チームによる調査結果によると、都市およびその周辺部の農地面積は、世界全体で4億5600万ヘクタールと、欧州連合(EU)加盟国の領土に匹敵する規模にのぼることが明らかになっています。

しかしながら、ヒトとモノが密集する都市部で農業を営むには、様々な制約があるのが実態。周辺住民や文化的資産などに十分配慮し、地域地区制や関連法令を遵守すべきなのはもちろん、必要に応じて行政機関から認可や許可を得るなど、創業までのプロセスでさえ、けして容易なものではありません。

米マサチューセッツ州ボストン市では、このような実務面での障壁を解消し、地元での都市型農業を推進しようと、データ解析やデータビジュアリゼーションに強みを持つ地元のスタートアップ企業Fathom Information Designがボストン市らと共同で「urb.ag」を開発しました。

「urb.ag」は、市の外部部局ボストン再開発公社(Boston Redevelopment Authority)が定める土地利用規制条例都市型農業のための地区制を規定するボストン市の条例「Article 89」を統合し、市域で合法に都市型農業を実施できる地域を可視化するマップツールです。

住所を入力して、都市型農業の可能な場所を検索する仕組み(urb.agのスクリーンショット)
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