大人のためのウェディングスタイル
第3回 装いを格上げする靴の選び方

こんにちは、フォルツァスタイルの干場義雅です。前回は、「レストランウェディングのお洒落術」と題し、少しカジュアル感のあるジャケットスタイルをご紹介しました。第2回はコチラ

季節や場所、人、時間(TPPO=Time・Place・People・Occasion)などを事前にきちんと把握することが大切とお話させていただきましたが、基本的な考え方は靴選びについても同じです。

今回は日本の格式あるホテル、海外挙式、披露宴だけのレストランウェディング、昼、夜など、シーンや時間帯に応じたウェディングスタイルの足元についてのお話です。男性のフォーマルの嗜みとして知っておくべき靴の選び方をご紹介します。

ストレートチップ/エドワードグリーン

まず手に入れたいのは、フォーマルスタイルの基本であるストレートチップ

昼間のウェディング用には、まずはストレートチップを持っているといいでしょう。場所を選ばず、また普段のスーツスタイルにも履けるので便利なのですが、実は知っておくべきセレクトポイントがあります。それは甲の部分が外羽根式か内羽根式かということ。

ヨーロッパの歴史から紐解くと……。外羽根式は羽根自体が全開するので着脱しやすく、狩猟や労働のために多く使われていたものとされています。対する内羽根式は、フィット感は多少劣るものの、その上品な見た目から、フォーマルの場や室内での執務用の一足として選ばれていたとされています。

シンプルなストレートチップゆえにこだわりたい羽根の美学。フォーマルシーンで際立つ靴は、歴史も重んじて選んでこそ品格のあるスタイルが誕生するのです。

素材はもちろんボックスカーフを選んで。トウの形はエレガントなエッグトウを。ビジネススタイルにもウェディングスタイルにも合わせられるので、汎用性の高さはピカイチ。だからこそ、良いものを買って長く履いてみてはいかがでしょうか。

ダブルモンクストラップシューズ/エンツォ・ボナフェ

カジュアルスタイルには、渋みが光るダブルモンクストラップ

昼間の少しカジュアルなレストランウェディングシーンなら、スエードのダブルモンクストラップという選択もありです。正式な場所には不向きですが、スーツスタイルでもほどよくカジュアルダウンできるので、持っていると意外と重宝するのでお勧めです。

スエードというと茶系を持っている方が多いですが、そもそも茶という色自体はカントリーサイドを連想させるものなので、ウェディングスタイルなら黒を選ぶのが正解。黒は都会的な印象があり、イギリスでも昼間好んで着用されています。

さらにスエードはきちんと感とカジュアル感のどちらも兼ね備えているので、グレーのフランネルパンツやサキソニーパンツなどとも好相性。ジャケットスタイルにも似合う一足です。