「派閥争いにうんざり。転職したい!」そんなあなたにお薦めの会社とは?
『社内政治の教科書』第3回
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「派閥なんて面倒くさい」。そう考えて外資系企業に転職したAさん。ところが、そこは激しい派閥争いが繰り広げられていました。派閥の間でストレスを溜めたAさんは再び転職。そこには派閥などなく、毎日楽しく過ごしています。さて、それは、どんな会社なのでしょうか?

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外資系企業でも激しい「派閥争い」はある

「派閥争いにうんざり。転職を考えています」と悩む転職希望者の声を耳にすることがよくあります。

先日、私が面談したAさんは外資系企業の人事部で勤務中。外資系と聞けば、実力主義で社内政治と無縁のようにも思えますが、まったくの反対のようです。その会社のほとんどの社員は中途採用なのですが、前の会社ごとに複数の派閥が存在しているようなのです(その会社では「ライン」と表現)。

「あいつは○○出身だから、D役員とF部長のライン(系統)。G役員のラインとは対立関係だな」

こんなことが公然と語られていると言います。そして、ライン別にランチをとったり、休日にゴルフをしたり、絆というか、お互いがお互いを縛り付けるような状態になっており、その派閥との関わりで人事部は疲弊してしまうようです。ときには別のラインを貶めるためにネガティブな情報が人事部に垂れ込まれることもあります。「G役員は社内経費を循環させて私腹を肥やしている。大いに糾弾すべき」と匿名の手紙が届いたこともあるそうです。さらに、管理職の昇進では自分のラインの部下を引き上げるために人事部へ交渉にくる役員の対応に一苦労。

「いいかね、間違ってもD役員の部下であるS君が管理職になることはないよね。であれば、T君の立場を考えて同時に昇進させてくれないと困るよ」

こう詰め寄られたこともあるそうです。たしかに、自分のラインで役職が上がる人材が増えることはラインの長が社内で権力をもっている象徴のようにも思えます。そこで、実力・能力を無視してラインの部下たちを引き上げようとするのでしょうが、客観的にみれば「見苦しい」行為に見えるだけ。こんな調整不能な要求にホトホト疲れてしまったAさんが、転職したくなるのはわかる気もします。そこで、当社で期待に応える仕事を探すことになりました。

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