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血税700億円を投入!歓迎されざる総選挙 年が越せない「大物議員」リスト
急転直下!いざ年内総選挙へ

そう簡単には勝てない

「今は『消費税増税延期』に隠れていますが、選挙戦が始まれば『政治とカネ』の問題が再燃するでしょう。

今回の総選挙は、安倍総理にとっては失政をカバーするという意味もある。そんな目的で総額700億円近い税金を選挙費用に注ぎ込むことに、違和感を抱いている有権者は少なくありません。

こうした状況の中で、有力議員のスキャンダルが再び出てくるようなことになった場合には、'12年の総選挙で民主党から自民党に流れた浮動票が再びごっそり離れることも考えられます」(国政選挙に携わる選挙プランナー)

さまざまな要因が絡み合って決まった解散総選挙だが、その中でもすべての「発端」となったのが、小渕優子前経産相の政治資金問題であることは間違いない。

小渕氏の父である恵三元総理の時代から、地元群馬で「金庫番」を務めてきた中之条町の折田謙一郎前町長は、すでに東京地検特捜部の取り調べを受けている。だが、いざ選挙が始まれば捜査は沙汰やみになる見通しだ。全国紙社会部記者が言う。

「特捜は、小渕氏本人の事情聴取も近々やることになると見ていました。ところが、総選挙ムードで方針が変わった。彼らは選挙情勢に影響が出るような捜査はやりませんから、いったんストップがかかりそうです」

とはいえ、今回のスキャンダルで小渕氏が被ったダメージはあまりにも大きかった。有権者が彼女に抱いていた清廉な印象は吹き飛んでしまっている。

「叩かれるのを覚悟のうえで、調査委員会の調査を急がせ、とりあえず結論を出した上で『ゴメンナサイ』して自民党公認で出馬、というのが妥当な線でしょう。しかしこのままいけば、彼女は相当不利な戦いを強いられることになる」(自民党幹部議員)

本誌は今回、'12年12月に安倍自民党が圧勝した総選挙における各候補者の得票数と最新の政治状況にもとづいて、自民党議員の「落選危険度」を5段階評価で独自に算出した。基本的には、次点候補者との得票数の差が小さい候補者ほど★の数が多くなる(危険度大)。小渕氏のような閣僚経験者や党幹部などの大物については本頁に、その他の候補者については次頁にまとめて掲載している。

法務相に就任して間もない上川陽子氏、同じく内閣改造で入閣した望月義夫環境相、自民党前総務会長の野田聖子氏など、有名議員も一歩間違えれば「年が越せない」かもしれない。

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