山田まさる「超PR思考ノート」

十把一絡げ(じっぱひとからげ)ではない、農作物の選び方について

2014年11月24日(月) 山田 まさる
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筆者撮影

ぐっと寒くなってきました。鍋もので食べる冬野菜がおいしい季節です。さて、今回のテーマは、消費者から見れば米や野菜の選び方、農家さんにとっては農作物のブランディングについてのお話です。

食の安心・安全に関心が高まる中、食材(農作物など)の仕入れについて情報を開示して、その姿勢をアピールする飲食店も多く見かけるようになりました。私の会社のお隣にあるグッドモーニングカフェさんでも、先日からこんな「お知らせ」が掲出されるようになりました。

ファーマーズブランドが浸透していくために

そもそも、日本における農作物のブランディングは、どのように行われてきたのでしょうか。まず、第一に安全・安心の担保がその基盤であることは間違いないでしょう。

しかし、普段、私たちがスーパーで買っている野菜は「白菜」「大根」「にんじん」「トマト」などなど、いわゆる一般名詞で取り扱われています。そこに生産者(メーカー)のブランド名はありません。これまではむしろ、流通(スーパーや八百屋さん)が品質を担保していたわけです。さらに言えば、品質を一定レベルに保ちながら、一括で大量に仕入れてさばいてきた農協を中心にしたシステムがそれを支えています。

必ず付記される情報と言えば「産地」でしょうか。特に、東日本大震災以降、産地への意識は高まりました。もともと、「魚沼産コシヒカリ」や「あきたこまち」などのブランド米のように、「産地」と「品種」をかけあわせた固有名詞化(商品名)が、農作物のブランディングの基本形です。京野菜や加賀野菜などのように「地元の在来種を産地ブランディング」で展開しているケースもあります。

わたしの友人の郡山市の農家藤田浩志さんたち「あおむしくらぶ」が展開する郡山ブランド野菜は、地元で古くから伝わる品種がない中で、200~300を超える様々な種苗の中から、郡山にあうものを自分たちで選び、育てた、新たな郡山野菜です。その数は10品に上ります。

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