気候も土壌も選ばない! 画期的な都市型農場ソリューション「CityFARM」がMITで開発中

2014年11月に開催されたカンファレンス「reThink Food」で自身が手がけるプロジェクト「CityFARM」について語るカレブ・ハーパー氏

いつどこでも地産地消を実現できる

世界の総人口は、2013年に71億人を超え、2014年現在、全体の54%にあたる39億人が都市部に居住しています。また、国際連合の予測によれば、今後、人口増加にともなって、都市部の居住者もさらに増え、その人数は、2045年までに世界で60億人を突破するとみられています。

このような動向をふまえ、都市部での安定的な食料供給の手段として、米マサチューセッツ工科大学メディアラボ(MIT Media Lab)では、2013年から研究開発プロジェクト「CityFARM(シティファーム)」が進められています。

このプロジェクトでは、MITメディアラボ内に5.58㎡の実験スペースを設置し、レタスやハーブ、トマトなどを試験栽培しています。作物が必要な光を効率的に得られるよう、自然光と人工光を併用し、土を一切使わない水耕栽培や空中栽培によって、水の消費量を従来の農場に比べて9割以上削減。実験スペース内の温度、湿度、光レベル、pH(水素イオン指数)はソフトウェアを通じてデータ測定され、栽培環境が常時最適化されています。

CityFARMは、農場内の天候や気候を人為的に制御するうえ、土を使わない栽培システムなので、場所を問わず導入できるのが特徴です。たとえば、レストランに併設すれば、その場で収穫した食材を調理し、その場で消費する"Grow HERE, Eat HERE"が可能となるのです。もちろん、従来は作物の栽培に不向きであった地域でも、CityFARMによって、食の地産地消が実現できると期待されています。

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