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2014年11月18日(火) 赤羽 雄二

経営改革を進める第1の鍵: ビジョンと戦略の変更、全社員への浸透

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ソニーのウォークマンはかつて市場を支配した 〔PHOTO〕gettyimages

以前、「経営改革を進めるには7つの鍵を同時に開けること」( http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36859 )という提案をさせていただいた。そのうちの第1の鍵について、詳しくご説明したい。

経営改革を進めるには、現実を直視し、顧客、自社、競合の最新状況を踏まえて会社のビジョンと戦略を考え直すことが出発点になる。見たくないものを見ることになるので、苦痛を伴う。

これまでの成功のもとになった過去の事業基盤がどう変わったのか、新たにどうすべきなのか、これらをゼロベースで考え、再構築することなくして組織のベクトルの方向を変えることはできない。

社長は、自社が今後どうやって大きな利益を上げるのか、どうやって再度成長するのかを整理し、強力に打ち出す必要がある。業界1位に安住しているうちに、ドル箱だった市場セグメントが急減したり、新たな競合が出現したり、多くの脅威が生まれている。

失われた競争優位性をどうやって取り戻すのか、どういう戦略転換をするのか、社長自ら既存概念を打破し、新しい方向を示して全社員への浸透を図る。

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