とんとん拍子にできた47社目のメディアコンテンツ事業で、日本とアフリカをつなぐ架け橋に
会社のスタッフたちと最近撮った1枚

アフリカでビジネスをしている金城です。前回からちょっと間が空いてしまいましたが、またちょこちょこ書いていきたいと思いますので、改めてよろしくお願いします。

僕はアフリカで50社以上を経営しているわけですが、今回は、僕自身が実際にどんなビジネスをしているのか、またどうやってビジネスが作られていくのか、一つの会社を例に書いていきたいと思います(確かこの会社は47社目くらいだったと思います)。いろんな分野の事業の経営を行っているせいか、何をしているのか分からない人だとよく言われるんで、ここいらでビシッと書いといたほうがいいと思いまして。

そもそも、ビジネスにおけるアフリカの魅力とはなんでしょうか。

資源、増え続ける人口、経済成長……挙げ出したらキリがありません。けど、僕が思うアフリカビジネスの魅力は参入可能な産業が溢れていることですね。さらに言えば、遠いようで日本との強い絆が確実にあることです。

悪乗りでまた一つ会社ができちゃった

最近、日本人や日本企業から多くの相談を受けることになった僕。客観的に見てもかなり多いと思います。どこかで宣伝しているわけでもないのですが。

そんなこんなで持ち込まれる相談事は、正直無茶ぶりも多い。僕への信頼があるとか、僕の実績がどうこうというより、まだまだ日本企業にとってアフリカ市場の情報が不足しているというのが一番の原因でしょう。

数ヵ月前、僕は相談を受けたとある案件に頭を悩ましていました。

その案件とは某イベントについてのもの。クライアントからの依頼内容は、そのイベントできちんと収益をあげ、そこに投じた金額を回収したいというものです。だったらイベントの立ち上げ時から僕を頼ってくれと思ったりもするのですが、最初から頼ってくれないところに僕への信頼度の低さが見え隠れします(笑)

イベントに関わったことがある方ならわかると思うのですが、この依頼は完璧に敗戦処理。そもそもの計画がつぶれた後に何とか赤字を少なくしたいというだけの話です。しかもかなり苦しいのは、そのイベントがもともと社会貢献的な意味合いが強く、収益をあげるタイプのイベントではないんですよね。そして、クライアントからは社会貢献的な意味合いは削りたくないという要望が。

この条件で収益をあげないといけないなんてかなりの無理ゲーなんですよ。正直どうしようもない。何とかしてあげたいんだけども、解決策が見当たらない。その時はホテルのラウンジでコーヒーを飲んでいたのですが、そのコーヒーが全く減りませんでした。

そして、解決の糸口が見えなくなった結果、完全に悪乗り状態となり、スタッフと大はしゃぎする、という展開に。その悪乗りは、正直この案件を断ることを前提としたものです。どうせ断るからそれをネタに面白いことをスタッフと言い合っていただけ。その悪乗りをクライアントに提案しようという気すらその時は起こっていません。

「もういっそこうしたらいいんじゃない?」と、手を叩いて笑いながら話していたところ、「あっ、これ事業化できるんじゃない?」の一言が。

さすがに僕もこの展開にはびっくりです。ちょっと待てよ、と。僕らは今、テンションがおかしくなってるから事業化できるかもしれないと思っているだけなんじゃないか、と。そこで、この話し合いに参加していなかったスタッフに簡単な事業概要を伝えたところ、面白いからやってみようよとの後押しをしてもらえました。この後押しがこの事業を確立するに至った決定的な一言です。

一切の誇張はなく、その一言で出来上がったのがTrickster社という会社。悪乗りの産物です。

この会社はタンザニアで主にメディアコンテンツを扱う会社です。なぜイベントの案件から、メディアコンテンツを扱う会社というアイデアが出てきたのか。それは単純に持ち込まれた案件をコンテンツにしてテレビで流せば面白いんじゃないかとの安易な考えからです。

タンザニアのテレビ局の方々との打ち合わせ

会社設立後にタイミングよく僕の知人から「タンザニアで日本のアニメ流せないですかね~」という相談がきて、テレビ局との交渉に成功。ついでに、音楽フェスで放送用の映像を撮影する仕事がいきなり舞い込んできて、その音楽フェスに出演するPANDA1/2さん(日本人DJ)に密着したり、沖縄のテレビ局から僕への取材依頼があったり。大した実績もないのに、なぜか仕事がぱらぱらと頂ける流れに……。とんとん拍子でテレビの放送枠の習得にも成功。正直、アニメだけじゃなくてどんなコンテンツでもテレビで流せる体制が整っています。

PANDA1/2さんのライブにて

日本と一番違うんだろうなと思うのは、そういった体制が整ってからカメラなどの機材を買い揃えだしたところです。僕のビジネスって大体こんな感じなんですよね。

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