伊藤博敏「ニュースの深層」
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小渕優子捜査はどうなるか? 「地元金庫番は覚悟ができている」

2014年11月13日(木) 伊藤 博敏
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小渕優子議員は「衆院選」に出馬できるのか?   photo Getty Images

永田町に解散風が吹くなか、東京地検特捜部による捜査が、粛々と行われているのが小渕優子前経産相の政治資金問題だ。

特捜部は解散があっても早期決着を図る

解散がなければ年内の決着は確実で、特捜部は解散があっても、投開票を待ち、選挙に影響を及ぼさない形にして、出来るだけ早い時期に決着を図る。現段階で責任を追及されるのがハッキリしているのは、問題発覚後、「責任は私にある」と“自白”した元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏(66)である。

小渕氏を「姫」と呼ぶのだから「じいや」。企業でいえば、オーナー社長が没後に2世を支える番頭の役回り。実際、群馬県内の支持者も献身的に恵三元首相、娘の優子氏の2代にわたって小渕家を支えた折田氏の忠君ぶりを評価、「姫を守るために自殺でもしなきゃいいが」という声があがったほどだという。

県立中之条高校から県立農業大学校に進学し、卒業後に自動車販売会社に務めていたが、縁あって恵三氏の秘書となり、地元をまとめてきた。恵三氏もまた父・光平氏の後を継いだ世襲議員。中学校から東京暮らしで群馬県は地元ながら掌握しきれない。

それは優子氏も同じだが、そんな“すき間”を埋めるのが地元秘書軍団で、実直で人当たりのいい折田氏が、やがて地元後援会をまとめるだけでなく、自民党群馬県連でも影響力を行使する存在となり、2007年7月、自民党公認を得て当選した大澤正明県知事の選挙を仕切った。

12年1月、秘書を退職して人口1万8000人の中之条町長となるが、無投票当選したのは対立候補が出ないようにした折田氏の根回しによるものだったという。町長となってからも小渕事務所に出入り、細かい指示を出していたし、優子氏も折田氏の言うことは聞いていた。

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