メディア・マスコミ
ビジネスモデル、信頼性、多様な視点提供・・・メディア編集長らが語るマスメディアの危機とウェブメディアの可能性
Japan In-depth創刊1周年記念シンポジウム

これからのメディアを考えるための3つのポイント

11月11日(火)、元フジテレビ解説委員・安倍宏行氏が創刊し、編集長を務めるウェブメディア「Japan In-depth(ジャパン・インデプス)」が、1周年記念イベントを開催した。新興ではあるが、毎日オリジナル記事を更新し、ニュース解説に力を入れているメディアだ。

安倍氏は、昨年9月30日にフジテレビを退職したが、決意したのは同2日。3週間ほどの準備期間を経て、10月にジャパン・インデプスを創刊した。イベントの挨拶では、「テレビや新聞をはじめ、既存メディアに限界を感じたことが立ち上げのきっかけ。退社直前まで解説キャスターを務めた『BSフジプライムニュース』でも、視聴者の求めるものが制作できていなかった。まだ日本のウェブメディアは黎明期であり、これからどのように発展してくのか、各媒体の編集長や参加者といっしょに議論していきたい」と述べた。

基調講演では、クオンタムリープ株式会社代表取締役ファウンダー&CEOの出井伸之氏が時代の変遷やメディア環境の変化について語り、ジャパン・インデプスには脱「大本営発表」を掲げ、「本質」に迫るメディアを目指してほしいと、エールを送った。

続いて、フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社代表取締役社長・田中慎一氏が登壇。これからのメディアを考えるうえでのポイントを3つ共有した。それぞれ「世論によってメディアが動かされていること」「情報提供ではなく、視点提供をおこなうこと」「日本のメディアやジャーナリズムの信頼性が低い」ということだった。

基調講演の内容も受け、パネルディスカッションでは、大手ウェブメディア編集長らがメディアやジャーナリズムの問題意識を共有し合った。安倍氏に加え、ハフィントンポスト日本版編集長・高橋浩祐氏、ニューズピックス編集長・佐々木紀彦氏、ジャパンタイムズ編集担当・大門小百合氏、弊誌(現代ビジネス)編集長・瀬尾傑も登壇。フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社エグゼクティブ・コンサルタント七尾藍佳氏がモデレーターを務めた。

左から、七尾藍佳氏(フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社エグゼクティブ・コンサルタント)、瀬尾傑(現代ビジネス編集長)、高橋浩祐氏(ハフィントンポスト日本版編集長)
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