安倍官邸が画策中それ行け!11・19「いまのうち解散」だ「思ったより支持率が下がらなかったな」「野党は全然、準備できていないよな」

2014年11月13日(木) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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政権の足元を見てみれば、まさしく泥沼だ。閣僚の士気はどん底まで落ち、レームダックの一歩手前。安倍総理自身、浮き足立つ議員たちを落ち着かせるかのように、10月30日の予算委員会で「解散は全く考えていない」と口にしている。

だが、総理の内心は違う。永田町の住人はおろか、全国民が「ここまでボロボロの時に、選挙なんかできるわけがない」と思っているからこそ、「解散」する意味があるのだ。

なぜか。選挙で圧倒的勝利を収めさえすれば、閣僚のスキャンダルなど全て吹き飛ぶ。それどころか、再び安倍総理は国民から全権委任を受け、レームダックに陥りかけた政権を延命させられるからに他ならない。

そして、いまの安倍総理には「勝てる」という絶対的な自信がある。その自信の最大の源泉が、政権の命綱、支持率である。

小渕氏・松島氏のダブル辞任を受けて、10月25日前後に新聞各紙が内閣支持率の緊急調査を行ったのは記憶に新しい。総理も官邸もその結果に戦々恐々としていたが、しかしフタを開けてみると、その結果は意外にも50%周辺をしっかりとキープしていた。

「朝日新聞に至っては、閣僚辞任前と比べて3ポイントも上がっていましたからね。今回の追加緩和も、支持率維持の追い風になってくれるはず」(官邸スタッフ)

マスコミが政治家のスキャンダル報道に躍起になればなるほど、次々に報じられる不祥事の「価値」は下がってゆく。そのうちみんな麻痺して、気にもしなくなるだろう—安倍総理は、そんな確信を深めたに違いない。事実、すでに総理の心はスキャンダルから離れているという。

「最近の安倍総理は、官僚の報告にも『そう、そりゃ大変だね』と返したり、『松島さんも、あんなに人前でしゃべるのが下手とは思わなかったなあ』なんて呑気に口走ったりと、周囲を〓然とさせるような発言が増えている。こんな非常事態だというのに、閣内で起きていることさえ、まるで他人事みたいなんです」(前出・官邸スタッフ)

11・19までの3日間で

かつて安倍総理の祖父・岸信介氏は、総理在職中、'60年安保で国会と総理官邸を数万の学生が包囲している最中に、テレビの野球中継を見てつぶやいた。

「今日も後楽園球場は満員だな」

岸氏は、こう自らを鼓舞して戦後最大の修羅場を乗り切った。支持率があれば、いつでも「解散・総選挙」に臨むことができる。そして、いざ選挙をやれば、必ず勝てる。祖父から学んだこの事実こそが、安倍総理に不敵なまでの自信を与えているのだ。

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