2014.11.09(Sun) 岡田 真理

寒い季節の水分補給に「グリセリンローディング」が流行! 肌のカサカサ対策にも

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グリセリンローディングで細胞内に水分を

それでは、果たしてどうすれば飲んだ水分を「細胞内液」にできるのか?注目すべきは「グリセリンローディング」である。

「一般のスポーツドリンクやミネラルウォーターは細胞外液になりやすいため、摂取しても汗や尿と一緒に体外に出てしまうことが多く、水分を体内にキープするのが難しいのです。しかし、筑波大学の研究で水分摂取量、体重の増加量、尿の排出量を測る実験を行ったところ、一定量のグリセリンと水分の摂取、つまりグリセリンローディングの場合は尿の量が増えなかった。

グリセリンローディング用のサプリメント「プラスα Ver.2」は、ミネラルウォーターにまぜて摂取する。試合中の水分補給で摂取するプロアスリートも多い。(ベストパフォーマンスリンク:www.best-performance.net

簡単に言うと、体内の細胞にキープできているという見方ができたのです。つまり、グリセリンローディングによって熱中症を引き起こす脱水、脚のつり、肌の乾燥などを防げられると考えられます」(有限会社ベストパフォーマンス代表取締役松井俊樹氏)

グリセリンはスポーツ界でドーピングの禁止薬物とされているが、体重1キロに対して1~1.5グラムがNGラインのため、相当な量を摂取しない限り問題ない。

肉や魚の脂肪分が体内で吸収されるときは脂肪酸とグリセリンに分解されるため、誰でも普段から摂取している栄養素である。

細胞内液をキープして細胞を健康にしておけば、肌の乾燥を防ぐだけに留まらず、体のコンディション維持にも効果がある。これから風邪の多い季節、体調管理方法の一つとしてグリセリンローディングを取り入れてみてはいかがだろうか。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。