2014.11.09(Sun) 岡田 真理

寒い季節の水分補給に「グリセリンローディング」が流行! 肌のカサカサ対策にも

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11月に入り、乾燥が気になる季節がやってきた。皮膚のカサカサを解消するために保湿クリームを使う機会も増えるかと思うが、そのカサカサの原因は気候の変化だけでなく「水分不足」であることも多いという。夏場に比べると秋冬は補給する水分量が減るため、肌の乾燥を招きやすいのである。

しかし、「冬場にたくさん水分補給すると、汗が出ない分トイレが近くなってしまう」という声も聞く。それは、補給した水分が「細胞外液」になってしまっているからだ。それが「細胞内液」になれば、カサカサがなくなるだけでなく、体のさまざまなメカニズムを効率化させることができるのである。

「細胞外液」と「細胞内液」とは?

人間の体の約70パーセントは水分だが、その水分には「細胞外液」と「細胞内液」がある。

細胞外液というのは汗、涙、血液、鼻水、唾液などで、これらが全水分量の約46パーセントを占めている。それに対して細胞内液というのは、文字通り一つ一つの細胞の中に存在する水分のこと。残りの約54パーセントがこれにあたる。

この比率は常に一定で、たとえば運動して細胞外液が汗として体外に出たときには、細胞内液が細胞の外に出て細胞外液となる。血液がドロドロになったときには、細胞内液が血中に出て血管を潤し、血管がつまるのを回避する。つまり、細胞外液が足りなくなれば細胞内液が外へと流れ出るメカニズムなのである。

細胞内液が足りなくなって細胞がシワシワになると、効率よくエネルギーを生み出すことができなくなってしまう。そのため、人間が健康的に過ごすためには、細胞内液がパンパンに蓄えられていなくてはならない。つまり、細胞内液のキープはマスト。というわけで、口から摂取した水ができるだけ細胞内液になるように水分補給するほうがいいのである。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


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自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。