小峯隆生 第1回 「インチキじゃありません! 本当に筑波大学で教鞭を執っているんです!」

撮影:立木義浩

<店主前曰>

わたしが「週刊プレイボーイ」の編集長だったころに誌上で大活躍していた編集者コミネが、この度『若者のすべて 1980~86年「週刊プレイボーイ」風雲録』という疾風怒濤のノンフィクションを書いた。

あの時代の雰囲気がありありと伝わってきて、抜群に面白かった。有名人であれ編集者であれ、すべての人物が、実名で登場する。またコミネの目線が「床から」であるところが、さらなるリアリティーを醸し出している。

週プレの編集部にきたとき、コミネは編集者としてズブの素人であった。はじめて書いたデータ原稿は横書きだった。原稿用紙を縦に書くことを知らなかったのである。そのコミネが天下の講談社から見事な1冊を上梓したのだ。わたしは喜んで序文を寄せた。

しかし短い序文ぐらいでは足りないと思ったわたしは、この対談の栄えあるゲストとして彼を指名したのである。

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シマジ コミネはいまどんなことをしているの?

コミネ ときどき週刊プレイボーイの仕事をやらせてもらっていますが、じつはもう一つ大事な仕事をやっているんです。(といいながら名刺を差し出す)

「筑波大学 非常勤講師 知的コミュニティ基盤研究センター客員研究員 小峯隆生」

シマジ なんだこれは! 筑波大学って、国立じゃないか!

立木 コミネ、お前はシマジを超えたな。よくやった。このインチキ野郎め!