upperline
『NOPA』のwebサイトより

▼第1位『NOPA』(アラモスクエア地区)

『NOPA』はサンフランシスコのアラモスクエア地区にあるアメリカ料理のお店だ。第1位に推薦した理由は、オーソドックスなアメリカ料理でありながら、最上質の食材を使い細部まで良く考えた料理を、丁寧かつ誠実に作っているからである。

現に、1ヵ月先まで予約でいっぱいという人気ぶりで、予約至難なお店のひとつとして知られている。

元は銀行だった建物を改装したという店内は、1階席と2階席に分かれているが、2階席のほうは僅かな席のみ。1階のメインダイニングから2階席の天井までの吹き抜けが、解放感を漂わせている。サンフランシスコにあるほかの流行のレストランと同様に、この店の入り口も大人2人がすれ違える程度の大きさだが、なかに入るととても広い内装になっている。

100人は入るダイニングは常に満席。30代から40代のオシャレな男女が多い。入口にレセプション。1階は左手にバー、奥がオープンキッチンとなっている。

なによりも素晴らしいのがサービスである。レセプションには私服(恐らく)を着た、若く美しい女の子が2人、イケメンが1人。旧知の仲のような笑顔で出迎えてくれて、席にエスコートしてくれる。カジュアルな料理を提供するカジュアルなレストランにもかかわらずこうしたサービスを受けられるのは、アメリカならではであろう。ウエィター、ウェイトレスもエプロンはしているものの、みな私服。そして女性も男性もかっこよく、機微に富んだ対応をしてくれる。

例えば、私たちが訪れたのは日曜日のブランチだったので、この店の名物である「ロティサリー・チキン」はメニューに載っていなかった。そこで、出来ないのか?と聞いてみたところ、「ゴメン、ブランチでは焼いていないんだ。夜だけなんだよ。もしよかったら夜に来るかい? 2時までやっているからね。味は僕が保証するよ。また会えるといいね」との返事。これは日本ではなかなか出会えないホスピタリティーだ。

それでは料理を説明しよう。「Wood Grilled Hamburger」(15ドル)を注文すると、チーズの有無と焼き方を尋ねられる。運ばれたハンバーガーを一口かじると、肉の香りが爆発し、あとから炭火の香りが追いかけてくる。パテもバンズも、ピザ窯で焼いているので、実に香ばしい。ミディアムレアの焼き具合もぴたりと決まり、フライドポテトは芋の甘みに溢れ、中身がスカスカではなく実においしい。添えられたバジル風味のアイオリソース(にんにく風味のマヨネーズタイプソース)も心憎い。・・・・・・『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』vol098(2014年10月22日配信)より

 

この記事は、現代ビジネスが発行するメルマガ、『現代ビジネスブレイブ』の「コンプリートマガジン」および「イノベーションマガジン」でお読みいただけます。
 
※このメルマガはお申込み月は無料でお読みになれます。
※『現代ビジネスブレイブ』を初めてご購読される場合の販売期間は配信月を含め2か月間となります。
 
 
 

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ