2つの新事業を同時並行で起ち上げるには?
『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕Thinkstock by gettyimages

事業経営に肝心な4つのポイント

【質問】私はオランダでアントレプレナーシップ(起業家精神に基づく諸活動)を学んでいる25歳の者です。現在、数人の仲間とともに、手間のかかる革新的な2つの事業を起ち上げたところです。

(1)消費者からの返品を減らす、生産者と小売業者向けのソリューション
(2)スマートフォンのアプリで時差ボケと睡眠障害を軽減する光線療法のめがね

このため、カリキュラムの勉強に加え、週に100時間以上も働いています。それでも追いつきません。どうしたらいいのでしょうか?
(アレクサンダー・ディミトロフ)

* * *

――ブランソン: パン屋はパンを焼き、会計士は経理を担当し、起業家はアイデアを現実化します。新しいアイデアを思いつく私たちの能力は、幸運であると同時に災いでもあるのです。いつでもハイな気分で楽観的にいられるならば素晴らしいのですが、ひとつのアイデアに集中して事業を成功にまで持ち込むことは、簡単ではありません。

どちらのアイデアも興味をそそられますが、頻繁に飛行機に乗り、また航空会社のオーナーでもある私にとっては、特に光線療法のめがねのほうが確実に市場があると思います。
あなたは、これらの両方に情熱を感じているのですね?やっていてどちらも楽しいのであれば、そのまま頑張り続けてください。あなたがやっていくことに勝算はあります。事業経営に肝心なことは、つまるところ以下の4つです。

(1)ターゲット層を喜ばせること
(2)他社にないセールスポイントを示すこと
(3)資金繰りに注意し続けること
(4)チームの面倒をよくみることでチームメンバーもまた顧客の面倒をよく見られるようにすること

これらのスキルをいったん1つの事業で習得すれば、転用もたやすくなります。

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