舛添レポート

【舛添都知事日記】エボラ熱対策には権威主義ではなく「現場主義」が重要!

2014年10月28日(火) 舛添 要一
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〔PHOTO〕gettyimages

日独関係について再検討するときが来た 

10月27日の週は、ベルリン、ロンドンに出張である。ベルリン市からは、姉妹都市締結20周年記念行事に出席するように招待され、同市と東京都との友好関係をさらに進める予定である。また、1989年のベルリンの壁崩壊25周年でもあるので、その関連の行事にも参加する。

25年前のこの歴史的大事件の取材に、国際政治学者として私も現地に赴いた。秋から冬にかけての時期に、この激動が世界を震撼させたが、寒空の下、私もベルリン市民と共に、壁を壊そうとした。

しかし、私の小さな金槌ではコンクリートの壁はびくともしなかった。親切なドイツ人男性が、特大のハンマーを貸してくれたので、この歴史的快挙に参加することができたのである。今、自分で壊した壁のかけらは、知事の応接室に飾ってある。ドイツの要人が来られると、この壁の「戦利品」をめぐって話がはずむ。

ドイツは明治維新以来、日本と緊密な関係にあった。大日本帝国陸軍はドイツに範を取っているし、『ベルツの日記』の著者であるお雇い外国人のベルツ、森鴎外など日独関係を彩る多くの人材がいる。第二次世界大戦では、同盟国として、また敗戦後は戦後復興に協力しあってきた。

しかし、ベルリンの壁が崩壊し、ドイツが再統一を果たした後は、残念ながら日独関係は少し希薄になっているような気がする。むろん、その背景にはEUとしてヨーロッパ統合が進んだこともあるが、国際社会における日独関係について再検討する秋(とき)が来ていると思う。ベルリン市との間で都市外交を進める中で、このような戦略的な視点も持ち続けることが肝要である。

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