賢者の知恵
2014年10月30日(木) 週刊現代

猜疑心が強くなる、突然スケベになるタイプはさまざま〈性格別診断〉最初はまず、こんな症状が出る

大特集 数値で見るあなたの「認知症」度第2部 

週刊現代
upperline

「校長先生とか、銀行の課長さんとか、元のお仕事を聞くと、ちょっと信じられないような方に多いように思うんですよ。その……女性職員に触ってしまったりする方は」(神奈川県の介護施設職員・44歳女性)

認知症を発症した人のなかには、それまでの性格や経歴からは想像もつかないような言動に走ってしまう例が多々見られる。

「穏やかだった父が、四六時中怒鳴り散らしているようになった」

「母が突然、私の財布を盗んだだろう、泥棒め、と私を罵るようになった」—。

その他、さまざまなタイプの初期症状が存在し、突然の変化に家族や友人・知人は驚かされることになる。

そして、介護・医療の現場では、冒頭のように、〈発症前の性格と初期症状の関係〉が、経験則として言い伝えられている。

そこで本誌は、介護職員や医師、患者団体の関係者など専門家20人にアンケートを実施。現場で聞かれた経験則について、「実際に当てはまると思うかどうか」を答えてもらった。

自分の性格では、認知症のどんな初期症状が起きる危険性が高いのか。考えるヒントにしてほしい。

(1)【発症前】厳格でマジメ、下ネタの冗談などが嫌いな人/教員や公務員、裁判官や医師などカタい職業についていた人

→【初期症状】いわゆる「色ボケ」(恋愛過多)で、異性を見ると、つい欲情して追いかけてしまう

【「そう思う」率】75%

今回、家族や介護の現場で働く人々の意見で、もっとも多く聞かれたのが、このような傾向だった。

埼玉県在住の太田由紀子さん(仮名・59歳)は、父親の豹変でつらい時間を過ごした一人だ。

「父は現役時代、銀行員でした。頑固一徹、口数も少なく、お笑いや冗談めいたこともあまり好きではない性格でした。一人娘の私が結婚してからは母と二人で暮らしていましたが、母が脳梗塞になり、父は3年半の介護を経て一人暮らしに。父が80歳になったのを機に、私たちの家で一緒に生活することにしたのです」

異変は突然やってきた。ある日、太田さんの父親は、高校生になる孫娘の部屋に勝手に入り込み、タンスの中の下着を漁っているところを、帰宅した孫娘に発見されたのだ。

次ページ 「高校生の娘はあまりにショック…
1 2 3 4 5 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ