石川次郎 第4回 「『トゥナイト2』の司会は、試しに1年だけと思っていたのが結局8年も続いちゃった」

撮影:立木義浩

第3回はこちらをご覧ください。

シマジ ジローが編集長を務めた雑誌がいまだに続いているっていうのは凄いね。

石川 「ポパイ」は38年、「ブルータス」が来年で35年、「ターザン」ももう30年ちかい。

シマジ この偉大な事実は自慢したほうがいいよ。

立木 シマジの場合はどうなの?

シマジ 「Bart」も 「PLAYBOY」も呆気なく消えてしまった。いまあるのは「週刊プレイボーイ」だけだね。

立木 ジローちゃんは5誌の編集長をやって3誌が健在、一方シマジは3誌手がけていま健在なのは1誌のみか。ここはジローちゃんの圧勝だね。

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石川 いちばん嬉しかったのは、「ブルータス」が創刊して1年ほど経った頃、清水社長がパリから手紙をくれたことです。そのころまだ黒字にはなっていない、軌道に乗ったともいえない「ブルータス」を、パリに行く機内で隅から隅まで読んでくれたらしいんです。

「石川君、いまブルータスをじっくり読んだけど最高だね。こんな雑誌を作らせてくれる会社はうちしかないよ。このままの方向で行きなさい」と書いてあったんですよ。この手紙をもらったぼくは勇気百倍でしたね。いまだに大事に持っていますよ。

セオ 清水社長って素晴らしい方ですね。

シマジ 創刊から1年ちょっとといえばまだ試行錯誤のときだ。そこで社長から「このままで行け」と手紙をもらうとは、編集者冥利に尽きるね。