[アイランドリーグ]
愛媛・弓岡敬二郎監督「オリックス・駿太のような選手を」

継投で悩んだチャンピオンシップ

 リーグチャンピオンシップでは、あと1勝のところまで前後期制覇の徳島を追いつめながら、最終戦で敗れ、悲願の年間優勝を達成することができませんでした。監督の一番の仕事は継投と言われますが、第2戦以降はすべて接戦でピッチャー交代の難しさを思い知らされました。

第2戦、ピンチで加藤コーチ(背番号93)がマウンドに向かうが、小林(左から3人目)は続投。

 初戦を正田樹の好投で制して迎えた第2戦、愛媛は相手エースの入野貴大から6回に1点を先制しました。しかし、得点が入ったことで、先発の小林憲幸が慎重になり過ぎ、四球で走者を溜めてしまいました。

 迷った結果、下した決断は続投。ところが、小林は小野知久に逆転タイムリーを打たれ、継投が後手に回ったことで、さらに追加点を許す結果となりました。

 愛媛に戻り、第3戦は再び正田の力投で勝利し、徳島のアドバンテージを含め、2勝2敗のタイ。最終第4戦は小林が先発を務め、愛媛は高田泰輔のソロで1点をリードして終盤に突入しました。

 7回、小林が先頭打者に四球を出したところで、今度は早めにピッチャーを東風平光一にスイッチ。第2戦と同じ轍は踏まないつもりでしたが、今度は東風平が小林義弘に逆転タイムリーを浴びました。

 続投か継投か……。これはレギュラーシーズンでも頭を悩ませる部分ではありますが、短期決戦ではより重要なカギを握ると改めて痛感しました。

 年間優勝は達成できなかったものの、前期最下位から頂点まであとひとつのところまで戦えた点は、来季にうまくつなげなくてはいけません。僕も監督1年目で肩に力が入り、余裕がありませんでしたから、来季はもっと自然体でチームづくりや采配が振るえるのではないかと思っています。