経済ニュースは時代遅れ?
ユーザーが作る経済指標にウォール街も注目!

タイム(USA)より

2014年11月06日(木)

GDPや貿易収支、消費者物価指数、小売売上高……。こうした経済指標は毎日のように発表され、経済の動きを伝えてくれる。だが、元になる調査データはたいてい数週間から数ヵ月前のもので、発表時にはすでに価値が薄らいでいる。

そんな課題を解決するため、世界中のネットユーザーの協力を得て、リアルタイムで経済の動きがわかる指標を作る「プレミス(Premise)」というスタートアップ企業が脚光を浴びている。

ユーザーは、スマホに専用アプリをダウンロードし、市場やスーパーで商品の値札を撮影して、プレミスに送信。こうして世界中から集められたデータは瞬時に集計され、インフレや消費動向などに関する経済指標が作られる。

タイム(USA)より

もっとも、信頼性を担保するため、ユーザーになれるのは一定の審査をクリアした者のみ。ユーザーには1回の情報提供につき最大15セント(約15円)の報酬が支払われるという。

同社は3年前に創業し、現在、米国や中国、アルゼンチンなど4大陸50都市で日々、ユーザーからこうしたデータを収集している。業界関係者の関心も高く、すでにブルームバーグやスタンダードチャータード銀行などからサービス利用の引き合いが来ているという。またグーグル・ベンチャーズなどから多額の出資も受けている。

クラウドソーシング型の経済指標が、株式ニュースのトップで扱われる日も近いだろうか。

COURRiER Japon
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