香港の民主化を訴えるデモ「雨傘革命」の答えを見つける旅~プロローグ~

香港行きを決意する前夜

2014年10月2日。イギリスに住むとあるジャーナリストの方からSkypeを通しての取材を受けることになっていた。毎朝の日課のようになっているのだが、その日もぼーっとしながらネットでニュース記事を見ていた。「御嶽山噴火」のニュースが国内のニュースバリューとしてはもちろん高く、大きく報道されていた。僕としては、自民党参議院議員の片山さつきさんのtweetがどうこう揉めているというニュースに目がいき心底どうでもいいわーと思ったりしていた。

イギリスとの時差の関係で早朝からSkypeでのインタビューが始まった。そのときふと僕が15歳でアメリカへ留学していた頃は日本人が1人も訪れたことの無いような田舎町が頭をよぎった。そのホームステイ先では、こんなにも発達した時代にもかかわらず持ち込んだパソコンを使うためのWi-Fiもなく、固定電話すらもなかったことを思い出し、何だか異様なまでのありがたみを感じる朝となった。時代は、日々進化し続けていることと同時に僕自身もデジタルネイティブ世代として生まれてきて、これらの恩恵を多いに受けている。

イギリスのジャーナリストの方から連絡が来て、数日後にはインターネットを介して取材を受けることができる時代なのだ。逆に僕も、インターネット上で気になった同世代や先輩などがいれば、すぐに声をかけて反応を待つことだってできる。

両親からスマホもなかなか買い与えてもらえず、どちらかと言えばアナログな生き方をしてきた僕自身にとっては、ここ数年でインターネットとの接し方も環境も多いに変わったのだ。

そんなこんなを考えていると少しばかり約束の時間に遅れてしまった。そんなこんなで始まったSkypeでのインタビュー。僕が高校生の頃から立ち上げて今もなお継続して代表として活動を行っている「僕らの一歩が日本を変える。」のことを中心に様々なことを聞かれた。その途中でジャーナリストの方に突如、「香港の民主化デモについて青木さんはどうお考えですか?」と聞かれた。

僕は、正直一瞬戸惑ってしまった。なぜなら、数日前より朝のネットサーフィンの中で香港の民主化デモについての記事をごく稀に見かけることはあったが、僕自身もあまり詳しく抑えられていなかった情報である。今朝も少しばかり香港に関するニュースを目の当たりにしたがトップで扱われることはなかったし、そこまで深く書かれているものもなかった。ただ、自分なりに感じていることを素直に話した。そして、無事に取材は終わったのだった。

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