中国
習近平政権は「現代版皇帝システム」の確立を目指す! 「4中全会」を前に開いた4つの「引き締め会議」

〔PHOTO〕gettyimages

今回の4中全会のテーマは「依法治国」

10月20日から、北京で年に一度の中国共産党の重要会議「4中全会」が開かれる。正式名称は、中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議である。

2012年11月に発足した中国共産党のいまの習近平体制だが、そのとき開いた1中全会では、党の幹部人事を決めた。続いて2013年2月に開いた2中全会では、李克強首相以下、政府の幹部人事を決めた。そして昨年11月に開いた3中全会では、習近平体制の方針を決めた。今回の4中全会、2015年秋の5中全会、2016年秋の6中全会では、それぞれテーマを決めて、それについて議論し、決議する。

今回の4中全会のテーマは、「依法治国」---法律に依って国を治める。「中国共産党中央委員会の法治国家を全面的に推進することに関する若干の重大な問題の決定」という長いタイトルがついた習近平総書記からの議案を、4日間かけて党中央委員会で議論し、採決するのだ。 

中央委員会とは、習近平総書記以下、204名の中央委員と167名の中央委員候補からなっている。8668万人の中国共産党員の頂点グループを構成する、371人である。中国国内においては、このメンバーに入ることのステータスは、計り知れないものがあるが、年に一度、10月20日に勢揃いしたのだ。

法治国家づくりというのは、すなわち習近平主席を「皇帝様」に戴いた「現代版皇帝システム」を確立するということにほかならない。皇帝様だけは「法の外」にいて、皇帝以外の「その他全員」を法で縛って統治するというシステムである。

2013年に中国では、1337万件もの訴訟が、全国の法院(裁判所)に受理されたという。これからは中央や地方のボスによる「人治政治」でなく、「法治政治」の国にするとして、習近平主席が中央や地方のボスたちを牽制しているわけだ。

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