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「産経前支局長の起訴」に世界がボー然「共産党独裁を捨てないとダメなのか」韓国・中国よそれじゃノーベル賞なんて無理だ
「産経弾圧事件」によって、韓国は国際社会から非民主国家の烙印を押された
「中国の夢」を唱えていながら、「科学より共産党への忠誠」を強要する習近平主席

まともな文明国なの?

「いまは何も言うことはないです……。状況が変わりましたらまた、お世話になることがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします」

10月8日夜、ソウル中央地検は、加藤達也『産経新聞』前ソウル支局長を名誉毀損罪で在宅起訴すると、前代未聞の発表をし、世界に衝撃が走った。

冒頭のコメントは、その直後に本誌がソウルの加藤氏に聞いたものである。加藤氏は、予想外の厳しい発表に戸惑いを隠せない様子だったが、めげることはなかった。

加藤氏は8月3日に、「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に……誰と会っていた?」と題した記事を、インターネット版に掲載した。その多くが『朝鮮日報』のコラムからの引用で、元大統領秘書の鄭允会氏と密会していたという噂について報じたものだ。ところがこの記事に激怒した「青瓦台」(韓国大統領府)が、ソウル中央地検を突き上げて、加藤氏を在宅起訴してしまったのである。

大手紙のソウル支局長経験者が、呆れ顔で語る。

「今回の前代未聞の措置には驚いています。略式起訴や起訴保留、起訴猶予のいずれかと思っていました。まともな文明国なら、ここまではやらないでしょう」

菅官房長官や岸田外相が韓国に対する抗議のコメントを出すなど、「産経問題」は、にわかに日韓の国際問題に浮上してきた。

その韓国だが、10月6日に先頭を切って発表されたノーベル医学生理学賞で、「受賞確実」と韓国国内で期待されていた李ジャンチョル・米ジャクソン研究所ゲノム医学研究所長が受賞を逃し、衝撃が走った。

だがその翌日、日本人が物理学賞を受賞したことで、再度衝撃が走ったという。在ソウル・ジャーナリスト金哲氏が解説する。

「韓国では、『国家の頭脳』と言われた黄禹錫ソウル大教授の胚性幹(ES)細胞捏造事件が、'05年に一大スキャンダルとなり、『韓国科学界の進歩を10年遅らせた』と言われました。今年に入って、日本でも同様の『小保方STAP細胞事件』が起こったことで、『これで日本の科学も10年遅れる』と、ひそかにほくそ笑んでいたのです。

ところが日本は、また今年も3人もの科学者が受賞してしまった。金大中元大統領のノーベル平和賞しか受賞者がいない韓国では、日本に対する嫉妬が渦巻いています」

9日の韓国各紙は、中村修二教授が会見で述べた「日本批判」を大きく取り上げた。『文化日報』は「ノーベル賞中村『ジャパニーズ・ドリーム』はない」との見出しで、こう報じた。

〈中村教授は7日に開いた受賞会見で、「アメリカにはチャレンジ精神があって、それを評価してくれるが、日本にはもろもろの束縛があって自由がない」と批判した。続いて、「日本にはベンチャーを育成するシステムがほとんどなく、研究者はサラリーマンにすぎない」と述べた。

中村教授は、2000年にアメリカ国籍を取得し、アメリカン・ドリームについて言及した後、「ジャパニーズ・ドリームは存在しない」と断言した。困難な研究を継続できた動機について問われると、「憤怒以外には何もない」とまで語った〉

要は、悔しさ余って、日本はいかにヒドい国かを強調。はては「賄賂を贈って賞を取った」などと韓国のネット上で論じられる始末だ。いくら中村教授が日本の研究環境を批判しようが、中村氏が日本で行ってきた研究が評価されてノーベル賞を受賞したことに変わりはない。

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