山崎元「ニュースの深層」
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ソニー社債の信用格付けが「A」から「BB-」まで各社バラバラ。さて、どう考えるべきか?

2014年10月16日(木) 山崎 元
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ソニーの平井社長は9月17日、大幅な下方修正を発表した         photo Getty Images

ソニーが日本を代表するテクノロジー企業であることに異論を唱える人は少ないと思うが、近年のソニーの業績に失望を感じる人もまた少なくあるまい。テレビに続く、スマートフォンビジネスの不振など、本業のエレクトロニクス・ビジネスの苦戦が続き、同業他社に較べて「止血」が遅れている。

筆者自身も含めてソニー製品のファンは少なくないはずだが、大勢のファンが、企業としてのソニーのもたつきに気を揉んでいるはずだ。

ソニーは多くの有名人を社外取締役に連ねる委員会設置会社で、日本のコーポレート・ガバナンスの先頭ランナーと目されている企業だが、外から見ると、経営のコントロールにこそ問題があるように見える。「コーポレート・ガバナンスの改善が日本経済を救う」と考えている、米国風コーポレート・ガバナンス推進論者にとってもソニーは気になる存在だろう。

「BB-」まであるソニーの信用格付け

近年の冴えない業績を映し、現在のソニーの株価も低迷しており、同社の株主は苦い思いでいるはずだが、株主よりも地味で、まだ大きな実害を受けている訳ではないが、ソニーの現状に気を揉んでいるのが、ソニーの社債を保有する機関投資家だ。筆者は、そうした投資家を身近に知っている。

主な格付け会社のソニーに対する信用格付けを見てみよう。信用格付けは、厳密には、個々の債券に与えられるが、社債の発行体として各社が発行体としてのソニーに与えている格付けを見る。

米国に本社があるスタンダード&プアーズは一般に投資適格とされる格付けの下限である「BBB−」を与えている。いわゆる「ジャンク・ボンド」一歩手前の評価だ。

同じく米国のムーディーズは、BBB−の一段階下に相当する「Ba1」としており、既にソニー債はジャンク・ボンドだと言っている。

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