クラウドワークス吉田浩一郎【第1回】「10代~20代は人望もなく、何をやっても認められない暗黒時代でした」

オンライン学習サービスschoo WEB-campusとのコラボレーションで、世の中に新しい価値を生み出そうと挑戦する「起業家たちの原点」を紐解くインタビュー企画、第2弾は株式会社クラウドワークスの代表取締役社長兼CEOの吉田浩一郎さんをお招きしました。

株式会社クラウドワークスは、Web上でアプリ開発やホームページ作成、デザイン、ライティングなどのプロフェッショナルと企業をつなぐクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営しています。2011年に創業、翌年にサービスを開始して約2年で登録された仕事の予算総額が150億円を突破、上場企業をはじめ、ベンチャー企業、個人まで、40,000以上の事業者が活用しています。 そんな新進気鋭の企業をたばねる吉田さんは、パイオニアリードエグジビションジャパンなどを経て、株式会社ドリコムの執行役員として上場を経験した後、2007年に独立。株式会社ZOOEEを立ち上げるも、さまざまな事業に手を出し、失敗に失敗を重ねたそう。その後、日本とベトナムを行き来する中「インターネットを活用した時間と場所にこだわらない働き方」に大きな可能性を感じて、2011年に同社を創業しました。

学生時代は演劇に傾倒していたという吉田さんが、一体どういう経緯で起業に行き着いたのか、どんな失敗があり、そこから何を学んだのか、自身の会社そして人間社会の行く末とは---。『現代ビジネス』編集部の徳瑠里香が、schoo WEB-campusの視聴者のみなさんと一緒に、吉田さんに公開インタビューをしました。

⇒授業の様子はこちらからご覧いただけます。

何をやっても認められない暗黒時代の幕開け

― 学生時代、寺山修司に強い影響を受けて演劇をされていたと聞きました。ITと演劇とはかなりかけ離れている印象ですが、そこからなぜ起業へと結びついたのですか?

吉田 せっかくなので、今日は本に書いてない切り口で答えますね。今まで誰にも話してなかったんですけど、小学生の頃から自分でゲームを作ったり、シナリオを書いたりするのが好きだったんです。小学校3年生ぐらいの時に、学級のみんなから商品を集めてビンゴ大会みたいなものをやって、先生にめっちゃ怒られたこともあります。でも、その時にクラスがものすごく湧いたんですよ。あの感じがすごくいい記憶としてあって、何でも自分で作るようになったんです。

― 小学生の頃からクリエイター! きっかけがあったんでしょうか?

吉田 親の育て方が影響してるかな。ファミコンは買ってくれなくて、代わりにMSXというパソコンを買ってくれるような親でしたから。もちろんゲームソフトなんてないから、遊びたければ自分で作るしかない(笑)。雑誌にプログラムが載っているので、それを打ち込んだり、いじったりして遊んでました。だから、基本的に「作る」ということに対しての強い興味はあったんです。

その流れで中学・高校で同人誌を書いてコミケに出してみたりもしました。とにかくサブカルにはまりました。アニメだけじゃなく宗教・哲学に触れたのもこの辺りです。そういうことをやっているうちに、寺山修司やダダイズムやマルセル・デュシャンとか、ああいう考え方に傾倒し始めたというのが入り口だと思います。

― おお、筋金入りですね。