[サッカー]
田崎健太「トニーニョが語るジュニーニョ・ベルナンブッカーノ」

圧倒的な強さみせたリヨン

 すぐれたサッカーチームは、柔らかな有機体のようなものだ。相対する相手、味方の特性に応じて、形を変えていく。そうしたチームのサッカーを見るのは実に楽しい。

 ある時期のオリンピック・リヨンはそうしたチームだった。
 リヨンは2001-2002シーズンにフランスリーグ初優勝、その後は7連覇を果たしている。ある一定水準以上のリーグでは考えられない圧倒的な強さだった。

 バルセロナやレアル・マドリー、あるいはバイエルン・ミュンヘン、チェルシーなどと比べると、選手の知名度では劣っていたかもしれない。また、クラブチームにとって最高のタイトルである、欧州チャンピオンズリーグも獲得していない。それでも、当時のリヨンを目の当たりにした人間は、最高のフットボールチームの1つだというぼくの評価に同感してくれることだろう。

トニーニョはジュニーニョのプレーをブラジル時代から見ている。

 その中心選手の1人がブラジル人のジュニーニョ・ペルナンブッカーノだった。
 トニーニョは母国ブラジルのバスコ・ダ・ガマ時代にジュニーニョと共にプレーしている。