Best Car Life
2014年10月10日(金)

デビュー1年程度で告知もなく改良したクルマたち

ベストカー
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トヨタ86が4月に一部改良を受けた。フロントサスペンションメンバーとリアショックアブソーバーの取り付けボルトのフランジを肉厚にすることで剛性を向上させてきた。フロント4本、リア2本のボルト交換の効果は絶大で、乗り味が明らかに違う。しかしトヨタ、なんの告知もせずに昨年10月頃から、改良ボルトを装着していたという。

クルマの改良にはフルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、一部改良のほかランニングチェンジといって、特に告知せず改良が施されることがある。

現行車でコッソリとランニングチェンジし、改良したクルマはどんなものがあって、どこが変わっているのか?

TOYOTA ノア/ヴォクシー 明らかに静かになった
TEXT/渡辺陽一郎

大人気のノア/ヴォクシーも告知なしに大がかりなランニングチェンジを行った可能性大

今年1月登場のノア/ヴォクシーのノーマルエンジン車は、エンジンの透過音と排気音が大きく感じられた。特に登坂路などで、エンジンの回転数が4000回転以上に高まると、威勢がいいというか騒々しかった。音質まで含めると、明らかに先代型よりも耳障りに感じた。

そこで開発者にその理由を尋ねると、「現行型は低床化を目的に、エンジンの下側を除いてプラットフォームを刷新した。排気系統の取りまわしも変わり、高回転域を中心にノイズが高まって聞こえる」との返答であった。

それがしばらく時間を置いてから試乗すると、従来ほど気にならない。排気系統に変更を加えたか、エンジンなどを制御するソフトウェアのプログラムを変えた可能性がある。今は同じパーツを使いながら、プログラムの変更で改善を図れるからだ。

ある開発者は、「短い開発期間では、バグ(プログラム上の問題点)の発生を完全に防ぐことはできない」と言う。新型車が発売され、いろいろな条件下でユーザーが使ってから気付くことも多いらしい。なので「数値に表われない細かな変更は、(発表せずに)いろいろと行っている」とのことだ。

MAZDA アクセラ 乗り心地がマイルドになった
TEXT/松田秀士

シャープでスポーティなハンドリングは告知なくマイルド方向に変更されたアクセラ

ボクはレーシングドライバーだからサーキットではクルマのセッティング変更は日常茶飯事。だから市販車の予告なしの変更はすぐにわかってしまうほうなんですね。ただ、レースカーの場合はピットインして変更してすぐに出て行くので、変更前後の差をすぐに比較できるけれども、市販車の場合は何カ月も前に試乗したモデルのフィーリングをきちんと覚えているかどうかが重要。ささいな変更の場合はその差は微妙なもので、それを見極めるのは本当に難しい作業になるのだ。

次ページ でもね、これはわかりますよ。 …
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