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フィリップ・コトラー教授 〔PHOTO〕gettyimages

コトラーのマーケティング理論は「3.0」から「4.0」へ

現代マーケティングの大家、米ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院フィリップ・コトラー教授の呼び掛けで、9月24~25日の2日間、「WORLD MARKETING SUMMIT JAPAN 2014」が、東京で開催されました。弊社代表の藤田康人が現場に乗り込み、そこで感じたことをコラムにまとめているので、詳しくはこちら(↓)も是非ご一読ください。

http://diamond.jp/articles/-/59915

さて、コトラー教授といえば、2010年に日本でも出版され話題になった『コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則』(フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン著、朝日新聞出版)の中で、マーケティングの3段階の進化について説きました。

「マーケティング1.0」は、造る側・売る側による製品中心の概念であり、「マーケティング2.0」では、そこから消費者志向へとシフト。さらに「マーケティング3.0」では、企業と消費者が協働して価値を生み、それを具現化するプロダクトによって社会全体をよりよくしていくのがマーケティングの役割であるとしていました。

そして、今回の「WORLD MARKETING SUMMIT JAPAN 2014」で提唱された「マーケティング4.0」は、「自分の尊厳を保ちたい」という顧客の「自己実現欲求」がこれからのマーケティングで考慮すべき消費者志向であると主張されていたと聞きました。

私が『マーケティング3.0』を読んだのは2010年でした。その後、2011年、東日本大震災と前後して、"ソーシャル時代のマーケティング"に共感しつつ、何よりも、この「マーケティング3.0」の基本コンセプトが、2005年東南アジアのマーケティング・サービス会社マークプラスのコンサルタント・グループによって生み出された経緯にたいへん興味を抱き、そのリーダーであるヘルマワン・カルタジャヤという人物に関心を向けたことを憶えています。

故に、私の中で、マーケティング2.0から3.0への変化は、それなりの実感を伴うものでした。日本で『マーケティング3.0』が刊行されてから4年、今度は4.0だそうですが、この調子で、コンピュータのOSのように、マーケティングがバ―ジョンアップするのでしょうか。コトラー教授の今後の発信からその真意を理解したいと思います。

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