4日間で2万人超が署名! ろくでなし子氏保釈に成功したキャンペーン発信者に聞く「ネット署名の可能性」

「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」とのコラボレーション連載、第一回目はチェンジ・ドット・オーグ日本代表・ハリス鈴木絵美氏にインタビューをおこなった。今回からは、キャンペーン発信者に対するインタビューを通じて、成功のポイントやネット署名の可能性を探る。

異様な雰囲気からはじまった署名キャンペーン

今年の成功事例のひとつに、今年7月におこなわれた芸術家・ろくでなし子氏の保釈を求めたキャンペーンがある。2013年10月以降、ろくでなし子氏がクラウドファンディングの支援者に対して自身の女性器を3Dデータで送付していたことで、7月14日、わいせつ物頒布等の罪などの疑いで逮捕されたことが発端となっている。

同日、友人のフェイスブックの投稿でろくでなし子氏逮捕のニュース(逮捕自体は11日)を見つけたフリーランスのプログラマーである髙野政徳氏は、14日にチェンジ・ドット・オーグを用いた署名キャンペーンを発信した。

「まず、芸術家を逮捕することに驚きました」。髙野氏はこのように最初の感情を振り返る。ソーシャルメディア上では、友人らが「なんでこれで逮捕されるの」といった怒りの声を発しており、異様な雰囲気だったという。芸術家の逮捕といえば、隣国・中国では、現代芸術家のアイ・ウェイ・ウェイ(艾未未)が軟禁・拘束された事例がある。

「こういうことが日本でも起こってしまうんだと思いました。アイ・ウェイ・ウェイは現代の中国の体制とそのいびつさに、ろくでなし子さんはセクシャリティに疑問を持ち、それぞれ作品を公開し、逮捕・拘束されました。これは暴力的であるだけでなく、思想をつぶすことにもつながりかねません」(髙野氏)

髙野氏は「国会DB」というアプリを作成したり、友人のプログラマーらと一緒に選挙や行政を支援する活動をおこなっていたことから、もともと政治に関心があった。そのため、都議会のヤジに際してのキャンペーンを認知しており、チェンジ・ドット・オーグを知っていた。ろくでなし子氏逮捕の報道後、まだキャンペーンがなかったため、自ら立ち上げた。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら