政局
民主党は政権復帰より党分裂が現実的に
安倍首相はみているだけでいい!?             photo Getty Images

9月29日、秋の臨時国会が召集された。安倍晋三首相の所信表明演説、そして与野党各党の代表質問も終え、予算委員会を主戦場にいよいよ熱を帯びた国会審議が始まった。

民主党の政権復帰構想を考える

現実離れしていると言われることを承知の上で、敢えて「安倍1強」時代の今、野党第1党の民主党(海江田万里代表)の政権復帰構想を考えてみたい。

先に発足した同党の新しい陣容は以下の通りである。代表:海江田万里(65歳・当選衆院6回)、代表代行(国政選挙担当):岡田克也(61歳・8回)、代表代行:高木義明(68歳・8回)、幹事長:枝野幸男(50歳・7回)、政調会長:福山哲郎(52歳・参院3回)、国対委員長:川端達夫(69歳・衆院9回)、常任幹事会議長:大畠章宏(66歳・8回)、国対委員長代理:安住淳(52歳・6回)、選対委員長:馬淵澄夫(54歳・4回)。

このラインアップから想起できることがある。1994年8月、当時の社会党内右派・中間派の再結集を図る政策集団「新民主連合」が結成された。その中心にいたのが故山花貞夫元社会党委員長である。

そして翌年の1月6日、山花元社会党委員長、新進党の川端達夫、民主改革連合の栗橋喬、民主新党クラブの海江田氏の4人を代表とする新党準備会が発足した。所謂「山花新党」構想である。

ところが、同年1月17日に阪神・淡路大震災が発生、民主・リベラル新党構想は頓挫、新党準備会も解散を余儀なくされた。この時の新党構想に旧社会党内で同調したのが、当時衆院当選2回の大畠氏であり、新執行部に名を連ねていない赤松広隆衆院副議長(66歳・当時衆院2回)、そして今なお党内に影響力を持つ輿石東・参院副議長(78歳・当時衆院2回)である。

つまり民主党新体制の海江田代表、川端国対委員長、大畠常任幹事会議長は「山花新党」構想に蝟集した面々である。従って、海江田、枝野両氏が主導して立ち上げた海江田新体制が「リベラル」を前面に押し出して政権批判を強めていくことは必然なのだ。

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