野球
二宮清純「初打席初ホームランのジンクス」

 先頃、心筋梗塞のため52歳の若さで急死したドカベンこと元南海・福岡ダイエーの香川伸行さんは、プロ野球史上14人目のデビュー初打席初ホームランを記録しています。

 1980年7月8日、日生球場で近鉄の井本隆投手からレフトスタンドに記念すべきプロ1号を叩き込みました。

 巨体をゴムまりのように弾ませながらダイヤモンドを一周した香川さん。はち切れんばかりのユニホーム姿が印象的でした。

 この年、香川さんはルーキーながら50試合に出場し、打率2割8分2厘、8本塁打、25打点という成績を残しています。高校出の新人としては上出来でしょう。

 香川さんのキャリアハイはプロ4年目、83年のシーズンです。105試合に出場し、打率3割1分3厘、15本塁打、61打点の好成績を残し、最初で最後のベストナインに選ばれました。

 しかし、翌84年は故障もあってスランプに見舞われ、打率2割1分5厘、5本塁打、20打点と低迷します。太り過ぎによる動きの悪さが指摘され始めたのも、この頃です。