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〔PHOTO〕gettyimages

どこにもない食文化が花開いたエリア

「アメリカの食事=大味=おいしくない」という時代は、遠くに過ぎ去った。いまやアメリカは、世界のなかでも刺激的で最先端の料理に出会える国だ。経済が順調であることがなによりの理由で、多くの富裕層が、星付きのレストランで食事をするためだけに世界中に出かけて楽しんでいる。彼らを十分に満足させるレストランを展開することが、ビジネスとしての成功にもなるからである。

その勢いをつけたのが、2005年に創刊されたミシュランニューヨーク版で、その後、サンフランシスコ・ベイエリア、ラスベガス、ロサンゼルス、シカゴと続いて刊行された。しかしラスベガス版とロサンゼルス版は、売れ行き不振のため、ほどなく廃刊。現在は、ニューヨーク版とサンフランシスコ・ベイエリア版、シカゴ版のみの発売で、いま、もっともアメリカで面白いレストランがあるのは、この3つのエリアであると言われている。

ミシュランに話を戻せば、いまアメリカでは、日本の「食べログ」や「ぐるなび」にあたる、YelpChowhoundUrbanspoonといった、無料で利用できる信頼性の高いネットメディアがあり、わざわざ19ドル払ってミシュランを買う必要がないというのも現状である。しかしそれでもこの3エリアが売れ続けているのは、これらの地域で提供される料理などのクオリティの高さである。

2014年度版のミシュランニューヨークでの三ツ星は7軒、サンフランシスコ・ベイエリア版では2軒だ。店数では負けるが、アメリカ人の意見を聞くと、「ニューヨークはカッコをつける、ステイタスやスタイリッシュ、モダンというところに重点が置かれる店が多いけど、実際に味がおいしいのはサンフランシスコだ」という人が多い。

今回、その実情を探るべく、1週間にわたってベイエリアで食べ歩いた。その結果、いまのこの地域は、きわめて特徴的で、世界中のどこにもない食文化が花開いていることに気が付いたのである。

ビジネスとしても成功している店が多く、人気のレストランは、1ヵ月どころか、3ヵ月以上先でないと予約が取れない。また三ツ星などはコネがないと、予約を取ることさえままならない。世界でもっとも予約がとれないというナパの『フレンチランドリー』(現在改装のため休業中)は、予約を取るだけのために500ドルで請け負うエージェントまでいる事態である。・・・・・・この続きは『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』vol094(2014年9月24日配信)い収録しています。

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