グローバルで必須の英語とITスキルを磨く! シンガポールのインター生の夏休みに迫る

2014年10月05日(日) 岡村 聡
TさんはITキャンプ「iD Tech Camp」に参加

世界中から数万人の子供たちが集まる「iD Tech Camp」

ここまで2回にわたり、シンガポールのインターナショナルスクール(以下、インター)の様子と、運営サイドについて紹介してきました。今回は夏休みの過ごし方についてです。インターの夏休みは6月中旬~8月中旬まで2ヵ月にわたるため、多くの生徒がさまざまなプログラムに参加します。

米国で開催されたITスキルのプログラムに参加した2人のお子さんの話を通して、シンガポールのインター生のグローバルな夏休みを紹介します。1人目はTさん(9歳)です。彼女は、昨年10月にお父さんの転勤でシンガポールに来ました。お母さんの友人から紹介されて視察したアメリカンスクールの充実した設備が気に入って通うことに決めました。

Tさんはこれまで海外で暮らしたことがなく英語も得意ではなかったので、学校に通い始めたころは、泣いてしまうこともあったそうです。けれども、EALと呼ばれる英語が第二外国語となる生徒向けのプログラムに参加し、徐々に友達が増え英語も上達していきました。転校して3ヵ月ほどでクラスメートとも楽しく話せるようになり、いまではすっかり学校を気に入っています。

Tさんのお母さんにも話を聞きましたが、通っているアメリカンスクールでは先生からフィードバックが細かくもらうことができ、お子さんも学校に馴れたようで満足しているとのことです。シンガポールのインターに通うようになって最初の夏休みには、学校ではタブレットやノートPCを用いて調査や課題をするなど、IT機器を駆使してカリキュラムをこなしていくため、米国のITキャンプに娘を通わせることにしました。

Tさんが参加したのは、「iD Tech Camp」と呼ばれるプログラム。米国の大学キャンパスを夏休みの間に利用しておこなわれる、7~18歳の子供を対象としたITスキルに関する1~2週間の短期研修です。iD Tech Campに参加する大学は年々増えていて、今年は80以上の大学で米国はもちろん、世界中から数万人の子供たちを集めて開催されました。

TさんはUCバークリーで開催された映画制作のプログラムに参加しました。6人1グループをつくり、映画制作を専攻する学生がチューターのもとで、ストーリー作成から撮影、マックを用いた映像の編集や音入れまでを1週間のプログラムですべておこないます。

成果物として10分ほどのショートムービーを作成し、私もこのムービーを見ましたが、小学校中学年の子供が作ったとは思えない出来ばえに驚きました。お母さんも、1週間お子さんがプログラムに参加している間、サンフランシスコの生活を満喫して親子ともに大満足だったようです。




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岡村 聡

株式会社S&S investments代表取締役。東京大学工学部卒業 東京大学大学院学際情報学府卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニーにて全社戦略の立案、生産性改善に携わる。アドバンテッジパートナーズにおいて、多くの企業買収のデューデリ、投資先企業の経営改善に従事。2010年11月に妻と2人で、株式会社S&S investmentsを創業。