米国の図書館がヒューマノイドを導入---30年前の「パソコン」と同じフェーズに入った「ロボット」の現在

2014年10月02日(木) 小林 雅一
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来年発売予定の「ペッパー」 〔PHOTO〕gettyimages

使い始めてから使い道が分かる

恐らく現在のペッパーのような「ロボット」は、今から30年以上前の「パソコン」と同じフェーズにある。つまり一般の消費者でもちょっと無理をすれば、何とか買える価格帯になってきた。ただし何のために使うのかは、まだよく分からない。

当時のパソコンは、少数の愛好家がプログラミングの練習に使うようなところから普及が始まった。一方、今のロボットも米国の図書館がプログラミングを学んでもらうために導入した。こういう経緯を見ても、かつてのパソコンと今のロボットは似ている。つまり基本的にはプログラム次第で何にでも使える汎用のマシンなのだ。

最初は何のために使うのか分からなかったパソコンだが、その後、多くの利用者に使ってもらううちに、次々と新しい用途が生まれ、今や私たちの暮らしや仕事に欠かせない存在になった。このことを考えると、これからのロボットも同じ道を辿る可能性は十分あるだろう。

 

著者: 小林雅一
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