海外に興味のなかった私が、英国オックスフォード大学の修士課程に進学した理由
Road to Oxbridge オックスブリッジに憧れて〜学術修士編〜

全4回(学士・修士・MBA・博士)にわたってオックスブリッジを目指したキッカケから実際の入学後の話を、卒業生・在校生が実体験という形で紹介している「Road to Oxbridge オックスブリッジに憧れて」シリーズ。今回は、学術修士編をお届けします。

毎日歩いていたラドクリフ・カメラ(図書館)前にて
木村大輔(きむら だいすけ)
オックスフォード大学国際開発学部(Queen Ellizabeth House)大学院修了

1978年青森県生まれ。弘前高校、日本大学文理学部卒業。在学中ケンブリッジ大学(ペンブルックカレッジ)に留学。オーストラリア国立大学クロフォード公共政策大学院、オックスフォード大学国際開発学部大学院(カレッジはユニバーシティカレッジ)修了。外資系金融機関を経てコンサルタント・国際交流コーディネーター・講師として開発援助政策の調査、企業の海外進出支援、青少年育成、教育機関の国際事業立案等に携わる。政府の国際交流事業の日本青年代表団副団長などに選出。現在(一社)グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)のメンバーとしてグローバル教育の浸透に従事。UNESCO World Conference on Education for Sustainable Development 2014 Youth Conferenceファシリテーターに選出。

ケンブリッジがきっかけに

2002年より、私は当時在籍していた日本大学から機会を貰ってケンブリッジ大学へ留学した後、2006年よりオックスフォード大学の国際開発学部(Queen Elizabeth House)の修士課程に進学した。合格までの道のりは決して楽なものではなく、何度となく諦めかけたし、家族とも激論を重ねての留学だった。20代前半まで全く海外に興味がなかった私が何故オックスフォードへ進学したのか、その経緯について紹介し、オックスブリッジは決して不可能なチョイスではない、ということを感じていただければ幸いである。

悩み続けていた学生時代

20代前半までの自分は、海外に全く興味がない学生だった。ずっと関わりたかった体操競技に挫折し、自暴自棄になっていた時期だった。このままではいけないと、何か新しいことに挑戦して「一人前」になりたいと、音楽や格闘技に挑戦していく中で、英語を勉強した。英語を勉強しようと思ったきっかけは単純で、当時正道会館という空手の道場に通っていて、K1選手と話したいという理由と、アメリカのプロレスにはまっていたのが理由である。9.11同時多発テロによって国際情勢や海外に興味を持ったというのも理由の一つである。

色々と悩んでいた時期だったし、せっかく勉強したのだからと、高校時代興味があった東京外大で学びたいとの思いで編入試験を受けたが、失敗。落ち込んでいたその時、大学でケンブリッジ大学の留学生の募集を見た。当時の私は英国から見た明治維新というテーマの卒業論文を準備していたので、多くの文献があるケンブリッジ大学に留学してみたいと思い、応募した。

ケンブリッジに一目惚れ

幸いにも選考を通り、ケンブリッジ大学で学ぶ機会を得た。中世から変わらない美しい街並み、フォーマル・ホールなどの日本ではまず経験できない場に一目惚れをしてしまった。ハリーポッターの映画のシーンのような場が実在している。あのケインズやニュートンもこの道を歩き、多くの歴史上の人物がここで学んでいたのだと考えると感慨深いものがあった。

St. John's Collegeにて。この景色を見てケンブリッジに一目惚れをした。