サッカー
日本のスポーツ界は「若さ」の定義を改め、若年層の強化方針を見直すべきでは?
イラク戦に敗れ俯く手倉森監督 〔PHOTO〕gettyimages

「若い日本が年長チームに負けた」とは言えない

「若さ」の定義を、日本のスポーツ界は改めるべきだと感じます。とりわけサッカー界においては、その必要性を強く認識しています。

9月19日に開幕したアジア競技大会の男子サッカーは、23歳以下の選手に出場資格があります。その他に、年齢に関係なく3人まで出場が認められています。オーバーエイジと呼ばれるものです。

手倉森誠監督率いる日本は、21歳以下のチームで参加しています。オーバーエイジも加えていません。2年後のリオ五輪出場を目ざすチームを、強化するためです。

私自身も、1998年のアジア大会で采配をふるったことがあります。やはり21歳以下のチームで臨み、過去最高となる銀メダルを獲得しました。監督経験者として、手倉森監督の狙いは良く分かります。

しかし、周囲は冷静な視線で見つめなければなりません。

グループリーグ第2戦で、日本はイラクに1対3で敗れました。イラクは23歳以下のチームで参戦しており、オーバーエイジも出場しています。

「何だ、それなら負けてもしかたがないじゃないか」と思われるかもしれませんが、イラクには18歳の選手もいます。そして、日本はその彼に活躍を許してしまいました。「若い日本が年長チームのイラクに負けた」とは、言い切れません。

ゴールを決めた武藤を祝福するアギーレ監督 〔PHOTO〕gettyimages
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